新型『メルセデス・ベンツSクラス』は史上最大規模の改良! 光るグリル、生成AI活用、クラウド情報で足まわり調整など、ポイントを深掘り
公開 : 2026.06.15 11:45
6月11日、新型メルセデス・ベンツSクラスが日本で発表されました。発表会後にはドイツから来日した開発責任者、フランク・ヴンドラック氏によるウォークアラウンドも行われ、詳しい解説がありました。篠原政明のレポートです。
もくじ
ー今後3年間で50台の新型車を投入
ー大きく変わったフロントマスク
ーオペレーションシステムを自社開発し搭載
ーAIがリアルタイムで走行データを処理
ーいずれ『S500』として追加
ー路面状況を他車と共有してダンパーを自動調整
今後3年間で50台の新型車を投入
6月11日に新型『Sクラス』を発表したメルセデス・ベンツ日本(以下、MBJ)。今年、日本市場はこの新型Sクラスを皮切りに、新型CLAやGLCの電気自動車版などのニューモデルを投入予定だ。
世界的には、今後3年間で50台の新型車を投入するという。新型Sクラスは、そんな新車攻勢の尖兵として日本導入された。

発表会では、ゲルティンガー剛 MBJ 社長兼CEOと、新型Sクラスの開発責任者であるフランク・ヴンドラック氏のプレゼンテーション、さらにヴンドラック氏が実車を前に解説するウォークアラウンドも行われた。
大きく変わったフロントマスク
新型Sクラスを目の当たりにして、やはり一番気になるのは大きく変わったフロントマスクだろう。
これはSクラスの志向として、ステータス感を出すための変更だそう。これにより、エレガントで時を超えた紛うことなき『Sクラスらしさ』を生み出したという。

具体的には、従来型より約20%大きくなり周囲が光るラジエターグリルをはじめ、1本増えたクローム仕上げのルーバーや、散りばめられたクローム仕上げのスターパターン、そしてヘッドランプの2スターなど、次世代のラグジュアリーサルーンを表現しているようだ。
また、ヘッドランプに呼応して、テールランプも3スターとなった。なお、Eクラスなどでもテールランプにスターをアレンジしているが、3スターを採用したのは新型Sクラスだけだという。
オペレーションシステムを自社開発し搭載
自社開発したオペレーションシステム、『MB.OS』搭載も大きなトピックのひとつだ。
インフォテインメントから運転支援、ドライビングパフォーマンスなどクルマの様々な機能を統合し、より高速な処理性能と、シームレスで統合されたユーザー体験を実現。しかも、クラウドに接続すればOTAで無線アップデートでき、クルマのソフトウエアは販売店などに行かなくとも常に最新のものとなる。

インフォテインメントシステムのMBUXも第4世代となり、MB.OSの採用によりチャットGPTやマイクロソフト・ビング、グーグル・ジェミニといった生成AIを活用。自然な会話が可能な、まるでパーソナルなデジタルアシスタントが車内にいるかのようになるという。なお、どのAIを採用するかはクルマのシステムが判断する。
AIがリアルタイムで走行データを処理
ドライブアシストやパーキングアシストも、MB.OSによって進化している。高性能コンピュータに10台の外部カメラ、5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサーにを搭載。
AIアルゴリズムがリアルタイムでセンサーによる走行データを処理し、周囲の交通状況を瞬時に理解して、全ての移動にシームレスで直感的なサポートを提供する。

わかりやすい例では、Uターンできない細い道に迷い込んだ時、直前に進んできたルートを約150m、自動でハンドル操作もしながらバックできる。しかも、縁石が近いとリムプロテクションの警告も行う。駐車支援も、駐車スペースを早い段階から感知してスムーズな駐車をサポートしてくれる。
画像 光るグリル、生成AI、フラットプレーンV8など、新型『メルセデス・ベンツSクラス』はモデル史上最大規模の改良! 全140枚














































































































































