【注意散漫の原因となるか】タッチスクリーンは本当に良い? 安全性を懸念する声も

2020.05.11

サマリー

最近人気の車載タッチスクリーンが、注意散漫の原因となることが懸念されています。安全性を高めるため、「いつもの操作」を実現するための設計や、道路から目を離さずに操作ができるボイスコントロールの開発が進めれています。

もくじ

大型タッチスクリーン
スマートフォン・ミラーリングシステムが鍵
運転中に使用可能なシステムの提供
ボイスコントロールの可能性

大型タッチスクリーン

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

最近、ボタンやダイヤルが減り、大型のインフォテインメント・タッチスクリーンを搭載するクルマが増えている。

依然として、テスラのタッチスクリーンは特別な印象を受けるが、タッチスクリーンへの移行は業界全体で確実に進んでいる。

テスラの大型タッチスクリーン
テスラの大型タッチスクリーン

タッチスクリーンのサイズの拡大は、あらゆるエリアでの使用の増加に関係している。

新しいアウディA3の、エレクトロニクスの責任者メラニー・リマーは、物理的なボタンを廃止したのは「スマートフォンでタッチ機能を使用する人が増えている」ためだと説明している。

多くの車載インフォテインメント画面は、物理的なコントロールも保持するが、保持しないタイプの数も増えている。

タッチスクリーンのみのインターフェイスの登場により、それらの安全性に対する疑問も生じている。

スマートフォン・ミラーリングシステムが鍵

大きなディスプレイは、注意が散漫になる可能性があり、物理的なボタンのような触覚的な応答が得られないため、行った操作を確認するためドライバーは道路から目を離してしまう傾向がある。

それでも、ザッチャム研究所を統括するマシュー・エイブリーは、タッチスクリーンの大型化は安全性を後押しすると言う。

ボルボXC40 インフォテイメント・システム
ボルボXC40 インフォテイメント・システム

「大きなインフォテインメント・ディスプレイは、アイコンを大きく、表示をシンプルにすることが可能です」

「アイコンが小さくなりがちな、小さなディスプレイよりも、懸念は少ないでしょう」とエイブリーは言う。

エイブリーはまた、このようなシステムのレスポンスまでの時間が、非常に重要であると述べている。

「スマートフォンのようなレスポンスが期待されています」

「アイコンをより速く認識できるようにするため、アイコンの明確さと、ユーザーインターフェイスの共通性が重要です」

エイブリーは、アップル・カープレイとアンドロイド・オートのスマートフォン・ミラーリングシステムがその鍵となると述べている。

その理由として、どのモデルでも操作が共通していることと、スマートフォンに代わってさまざまな機能を果たすことが可能となることを、挙げている。

 
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