【関税だけで年間660億円】ジャガー・ランドローバー 「合意なき離脱」後の影響を予想

2020.05.27

サマリー

ジャガー・ランドローバーは、英国のEU離脱が「合意なき離脱」となった場合、自動車輸出関税に巨額を支払うことになると予想しています。世界的なパンデミックの影響で、販売が落ち込むなか、今後の動向が注目されます。

もくじ

660億円の自動車輸出関税
パンデミックの影響

660億円の自動車輸出関税

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

ジャガー・ランドローバーの最高財務責任者、エイドリアン・マーデルは、英国の欧州連合(EU)離脱が、「合意なき離脱」になった場合、自動車の輸出関税だけで、年間5億ポンド(660億円)の費用がかかると予想している。

1月の終わりにマーデルと投資銀行が行った会議の記録によると、現在の移行期間が2021年1月1日まで続き、その後「新しい関係」が生まれることを「期待」していると語っている。

ジャガー・ランドローバーの工場
ジャガー・ランドローバーの工場

マーデルはまた「2019年の3月末と10月末に、物流の混乱に備え、工場を1週間閉鎖しました」

「それが適切な対応であったかどうかは、年末に明らかになるでしょう」

「物流の混乱が生じ、 世界貿易機関(WTO)の規則に従った場合、毎月4000万ポンド(53億円)、年間5億ポンド(660億円)の打撃となります」

大手自動車メーカーの幹部が、「合意なき離脱」およびWTOの規則に従った場合にかかるコストを定量化することは珍しい。

マーデルはまた、英国がこの状況に陥った場合、それが長く続くことはないと考えているとも言う。

「WTOの規則に従う期間は、長くは続かないと個人的には考えています」

「どちらか一方によって、交渉が提案されると思います。2年前よりも楽観的に考えています」と述べている。

 
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