イタリア車、好成績のブランドは? 「2018年5月に売れたインポートカー」

2018.06.07

新車販売クイズです。5月のインポートカーは、好調なフランス勢に加えて、イタリア車の人気が高まっています。好成績のイタリアン・ブランド、どこだと思いますか? 5月の販売台数ランキングをレポートします。

Q:人気上昇中の仏車に加えて、5月はイタリア車も健闘。とくに好成績を残したブランドは?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

A:フィアットアバルトアルファ・ロメオ

5月の新規登録台数はフィアットが前年同月比4.4%増(478台)、アバルトが同55.9%増(237台)、アルファ・ロメオが同70.7%増(157台)の好セールスを記録。さらに、プレミアムスポーツカーブランドのフェラーリが同25.0%増(80台)、ランボルギーニが同2.7%増(38台)と好調をキープした。

外国メーカー車の新規登録台数 2カ月連続で前年超え

国産登録車の新車販売が苦戦する一方、輸入車は好セールスを記録した。日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた2018年5月の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比11.6%増の2万4108台と2カ月連続でのプラスを達成。日本メーカー車含でも同17.4%増の2万8628台と、2カ月連続での前年超えとなった。

輸入車市場の動きについてJAIA関係者は、「外国メーカーの新車販売が2カ月連続でプラスを達成したのは、SUVなどの新型車を中心に受注が堅調なこと、各ブランドが積極展開した販売キャンペーンが効果を上げたこと、ドイツに加えてフランスやイタリアのブランドの販売が伸びたことなどが主要因。また、日本メーカー車は好調をキープし、前年同月比62.8%増の4520台を記録する。牽引したのはトヨタホンダスズキで、トヨタは同53.2%増の1895台で全体の第6位、ホンダは同5068.2%増の1137台で第8位、スズキは同30.0%増の451台で第13位に入った。価格帯別では400万円以上1000万円未満がとくに好調。高いシェアをキープするディーゼル車や車種設定の拡充が著しいSUVモデルなどが400万円以上の価格帯に多いことが、この成績に表れている」と紹介。

今後については、「SUVモデルを中心に受注は好調で、さらに今後このカテゴリーでのラインナップが増える見込みなので、これらがどれくらい販売成績を伸ばすかがカギになりそう。また、好調なブランドが精力的にディーラー網を再編し、さらにボーナス商戦に向けて新たな販売キャンペーンを展開する予定であることもプラス材料」と解説した。

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