ポルシェ・タイカンに新「Eシフト」導入 8速シーケンシャルの挙動と変速ショック再現 グレードごとに異なる「エンジン音」
公開 : 2026.06.19 17:05
ポルシェは『タイカン』の改良の一環として、ヒョンデ風の疑似的なギアチェンジ機構「Eシフト」を導入しました。8速シーケンシャルの「変速ショック」と「エンジン音」により、運転の没入感を高めるとのことです。
エンジンブレーキとショックを実現
ポルシェは、EVモデル『タイカン』のアップデートの一環として、疑似的なギアチェンジ機構を導入した。ヒョンデの同様のシステムから着想を得ているようだ。
「Eシフト(E-Shift)」と名付けられたこのシステムは、8速シーケンシャル・トランスミッションをシミュレートするものだ。Eシフトを有効にすると、デジタルインストゥルメントパネルに回転計が表示され、オプションの「スポーツクロノ・パッケージ」に付属するGTスポーツ・ステアリングホイールのパドルを使ってギアを選択できる。

ポルシェによると、同社の内燃機関車と同様のエンジンブレーキ効果を発揮し、ギアが変更された際には「顕著なシフトショック」が生じるという。疑似的なトランスミッションの挙動や、車内スピーカーから流れる「エンジン」音は、タイカンの各グレードごとに異なる。
EVの高性能車に疑似ギアチェンジとエンジンサウンドを初めて搭載したのは、ヒョンデのアイオニック5 Nだった。同車はドライバーの没入感を高めるという点でレビュアーから高い評価を受け、AUTOCAR UK編集部のロードテストでも稀に見る5つ星の最高評価を獲得している。
インフォテインメントも最新世代へ
ポルシェのGT部門の責任者であるアンドレアス・プレウニンガー氏は最近、AUTOCARの取材に対し、ヒョンデのシミュレートされたトランスミッションは「非常に印象的」であり、実際に運転した際の「最大の収穫」だったと語った。
「わたし達(ポルシェGT)は自動車オタクであり、運転の没入感をどう高めるかという議論は常に交わされています」とプレウニンガー氏は述べていた。

Eシフトに加え、今回のアップデートでは、後輪駆動のエントリーモデル向けに低転がり抵抗タイヤのオプションが追加された。このタイヤを装着すると、航続距離は19km延長され、セダンでは1回の充電で698km、スポーツツーリスモ(ステーションワゴン)では669kmの航続距離を実現している。
一方、インフォテインメント・システムも、『マカン・エレクトリック』や『カイエン・エレクトリック』で導入された最新世代に更新された。従来に比べて処理能力が5倍に向上し、操作への反応が速くなり、新しいグラフィックが採用されているという。


































