BYD 新型「アット2」間もなく発表か 全長4.3m、コンパクトSUV追加

公開 : 2024.01.25 18:05

・BYDが発売を控える新型EV「アット2」の姿が明らかに。
・最高出力176ps、航続距離は最長400km。
・アット3よりやや小型のクロスオーバーに。今春デビューか。

アット3の弟分 今春発表か

中国の自動車メーカーであるBYDは、新型EVの「アット2」を今年後半に発売する予定だ。中国当局へのホモロゲーション申請に際し、その姿が明らかになった。

前輪駆動の小型クロスオーバーで、中国では「元アップ(Yuan Up)」の名で販売される。BYDの第3世代プラットフォーム「eプラットフォーム3.0」をベースにしており、ドルフィンとアット3の中間に位置することになる。

BYD「アット2」のホモロゲーション用画像
BYD「アット2」のホモロゲーション用画像    中国工業情報化部

2025年には欧州にも導入される見込みだが、具体的な時期や価格は明らかではない。

中国工業情報化部が発表した情報によると、ボディサイズは全長4310mm、全幅1830mm、全高1675mmで、中国で「元プラス」として販売されているアット3よりやや小さい。

パワートレインはドルフィンと同等で、最高出力95psまたは176psの電気モーターをフロントに搭載する。バッテリー容量は32.0kWhまたは45.1kWhで、中国のCLTCテストサイクルでの航続距離は300~400kmとなる。

車両重量は、仕様によって1430kgから1540kg。

BYDは新型車のテストを完了しており、正式発表は3月と予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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