ポルシェ911 詳細データテスト 良好な乗り心地 使い切れる適度なパフォーマンス 絶望的な遮音性

公開 : 2024.02.10 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

タッチ式10.9インチ画面のPCMインフォテインメントシステムは2019年、992世代の登場と共にソフトウェアがリニューアルされた。新たなシステムはレイアウトがシンプルになり、ポルシェコネクトによるネットワークのコネクティビティは向上。スマートフォンのミラーリングは、AppleもAndroidもワイヤレスだ。ただし、ワイヤレス充電器はまだ用意されていない。

純正ナビは表示がクリアで、入力はわかりやすく、地図をメーターパネル内のディスプレイと連携させることもできるのでルートを追いやすい。音声入力は大体1回で認識し、渋滞回避のリルート機能もなかなかの出来栄えだ。

コネクティビティなどの機能は最新で文句がない。とはいえ、ダカール専用のオフロードメニューくらいは用意してもよかったのではないか。
コネクティビティなどの機能は最新で文句がない。とはいえ、ダカール専用のオフロードメニューくらいは用意してもよかったのではないか。    JACK HARRISON

オーディオは、ボーズのサラウンドサウンドが標準装備。パワーはまずまずで、再生クオリティは全体的に上々。それでも比較すれば855Wのブルメスターがほしくなる。

できれば、インフォテインメントにオフロード表示がほしかった。傾斜計やその手の機能くらい簡単につけられるだろうに。

燈火類

ポルシェ・ダイナミックライトシステムは標準装備。照射は明るく、幅広く、操舵に合わせた動きは自然だ。

ステアリングとペダル

ダート走行を想定したであろうダカールだが、ドライビングポジションはトラディッショナルな911のそれで、脚は伸ばし気味に座らされる。ステアリングコラムはテレスコピックがやや足りないが、ペダルポジションには文句がなかった。

記事に関わった人々

  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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