フェラーリ、FXX Kのエボルツィオーネ・モデルに言及

公開 : 2015.01.06 22:10  更新 : 2017.06.01 02:11

最近発表されたラ フェラーリのサーキット・バージョンであるFXX Kを更にハードコアにしたエボルツィオーネ・バージョンについて、フェラーリは将来的には考えられなくもない、としならがも、それが直ぐに登場することはないとコメントした。

フェラーリは、FXXおよび599XXをベースとしたエボルツィオーネ・モデルを、それぞれがデビューした数年後に発表しているという経緯がある。しかし、フェラーリのテスト・ドライバーであるマーク・ジーンはFXX Kのエボルツィオーネ・モデルの開発はかなり難しいものとなるだろうと予測している。

「現時点では、FXX Kを更に進化させたモデルは作ることができないと思う。」と彼はAUTOCARに話している。「もちろん、改善点を見出すことは不可能ではないと思っているし、将来的にそれが見つかることに対して驚くことはないだろう。ただし、そのスパンは2年といったような短い時間ではない。何と言っても、この手のモデルのライフサイクルは10年もあるのだから、そう急ぐこともないだろう。」
とも語っている。

「現行のFXX Kは1035psもある。現時点で、それよりもパワフルなエンジンを想像することはできない。むしろ、フォーカスすべきは、パワー・ウエイト・レシオと効率性となるだろう。特に重量は重要なファクターだ。将来的にFXX Kをダイエットすることは可能だと思っている。また、エレクトロニクスのアップグレードや、エアロダイナミクスの変更によりハンドリングの改善とセットアップの変更は可能だ。しかし、FXX Kエボルツィオーネは、458スペチアーレのように、ライフ・サイクルの終盤にデビューすることになるだろう。そして、そこに盛り込まれたテクノロジーは、FXX Kの次のモデルに引き継がれることになるだろう。」とコメントした。

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