『プジョー408GTハイブリッド』短期集中レポート#2 iコクピットに賛成 人を中心に構築したインテリア

公開 : 2026.05.21 17:05

編集部のレポート車として導入されることになった、『プジョー408GTハイブリッド』。2ヵ月程度、短期集中で実際に使用した印象をレポートしています。第2回は『iコクピット』などインテリア関連の話です。

個人的に賛成派の『iコクピット』

編集部のレポート車として導入されることになった、『プジョー408GTハイブリッド』。2ヵ月程度、短期集中で実際に使用した印象をレポートしている。まずは前回書き切れなかった、プジョーが採用する『iコクピット』の話からしたい。

簡単に書けば、メーターを高い位置に置きドライバーの視線移動を少なくし、さらにヘッドアップディスプレイも採用。小径ステアリングによる軽快なハンドリングも特徴となる、『人を中心に構築』したドライビングスタイルだ。

メーターを高い位置に置きドライバーの視線移動を少なくする、プジョーの『iコクピット』。
メーターを高い位置に置きドライバーの視線移動を少なくする、プジョーの『iコクピット』。    平井大介

センターには10インチのタッチスクリーンが備わり、その下には『iトグル』と呼ばれるタッチ式のショートカットボタン、さらにその下には物理スイッチ式のボタンが並ぶ。アップル・カープレイやアンドロイド・オートの接続も可能だ。

筆者の周囲では意外と好みが分かれているiコクピットだが、個人的には賛成派だ。(座高の高い)体格的な問題で、ステアリングの高さを優先するとメーター上側の一部が見えないことがあり、iコクピットのようにメーターが高い位置にあるのは見やすいので大歓迎。同じグループ内でいえば、シトロエンC3も同様で気に入っている。

後部座席はなかなかの広さと快適性

インテリアはブラックのテップレザーとアルカンターラを組み合わせたもので、ステッチはイエロー。この組み合わせは、最近のプジョーではよく見られる仕様だ。イルミネーションは『エコ』、『ノーマル』、『スポーツ』というドライブモードに応じて変化するが、自分でも色を選択可能となっている。

ラゲッジルームはハッチゲートを持つため、開口部は広め。ルーフから後方が寝ていることもあり上下の高さが低く、そこはステーションワゴンに適わないものの、十分な容量ではある。

後部座席はロングホイールベースの恩恵でなかなかの広さと快適性。
後部座席はロングホイールベースの恩恵でなかなかの広さと快適性。    平井大介

リアシートを倒した時に荷室がフルフラットにならないのも惜しいが、その代わりに、後部座席はロングホイールベースの恩恵でなかなかの広さと快適性だ。

思い出して頂きたいのだが、408はハイブリッドとはいえ排気量が1.2Lであること。

こうした小さいエンジンで大きなボディサイズを成立させるのもプジョー、いや、フランス車らしいところだと思う。さらに大きな3008や5008も同じパワートレインだが、どれも十分な走りであるのは体験済みだ。

まさかいきなりトラブル?

さて、車両を引き取った直後に撮影していたところ、まさかいきなりトラブル? という場面があった。具体的には、リアゲートが最後まで閉まらなくなったのだ。

テールゲート内側にあるボタンを押すと自動で閉じるが、いったん閉じたところでアラートが鳴り、1/3くらいの位置まで戻ってしまう。それを何度か繰り返しているうちに、今度はそもそも戻らなくなった。

一時、閉まらなくなったリアゲート。センサーは正確だった……(疑ってすみません)。
一時、閉まらなくなったリアゲート。センサーは正確だった……(疑ってすみません)。    平井大介

結論から書けば、撮影の際に外したトノカバーを前後逆に装着していたのが原因だった。カバー自体はハマっている(ように見える)ものの、最後のかみ合わせでエラーが出ていた。トノカバーの前後方向がデザイン的にわかりにくいため起きた話だが、判明するまではかなり焦った。

昔のフランス車やイタリア車は細かいトラブルが付きもので、筆者もそれなりに所有&取材経験があるので、今回も「現代でもこういうことが起きるのか」とクルマを疑ってしまった。先入観はよくないと猛省している。

しかし改めて見ると、408は独特のプロポーションだなぁと思う。内外装のディテールを含めて何にも似ていないのは、いかにも最近のプジョーらしい部分。実際に乗って見たら……という話は次回に。

(当レポートは毎週木曜日夕方更新予定です)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

プジョー408GTハイブリッド短期集中レポートの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事