スバル・フォレスター改良モデルに300万円台の新グレード登場!【黒木美珠がオーナー目線でチェック】

公開 : 2026.05.21 11:00

スバルがフォレスターの改良モデルを発表しました。全車共通の機能向上に加え、1.8L直噴ターボ搭載モデルに新グレード『ツーリング』、『ツーリングEX』が追加されています。オーナーでもある黒木美珠がレポートします。

300万円台で買えるフォレスターが登場

スバルが5月21日、フォレスターの改良モデルを発表しました。昨年は発売当初から待望のストロングハイブリッド搭載モデルが出たということで好調な売れ行きをし、さらには日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、広く支持を集めた同モデル。受注台数は計画比146%、4万2013台(2025年4月〜2026年3月)と、その人気ぶりが数字にも表れています。

しかし、既存グレードは400万円を超えるものが中心で、筆者のYouTubeで車両を紹介すると、コメントで「内容はいいけれど、少し手が出しにくい」という声がちらほら見受けられていたのも事実です。実は、フォレスターのオーナーでもある筆者として、その声はよく分かるところでした。

スバル・フォレスターに、1.8L直噴ターボエンジン搭載モデルの新グレードが登場。
スバル・フォレスターに、1.8L直噴ターボエンジン搭載モデルの新グレードが登場。    スバル

今回の改良で注目したいのが、1.8L直噴ターボエンジン搭載モデルの新グレード追加。『ツーリング』が385万円、『ツーリングEX』が399万3000円と、300万円台の価格設定となっています。必要最低限の装備を求める声に、しっかり応える存在になるでしょう。

実用装備をしっかり押さえた、過不足ない仕様

従来のラインナップは、大まかに3本柱でした。

上質感と先進感を併せ持つ『プレミアム』、冒険心を掻き立てるストロングハイブリッドモデルの『Xブレイク』、1.8Lターボの伸びやかな加速が魅力の『スポーツ』です。

シートは撥水機能がないものの、デザインは上位グレードと同様。
シートは撥水機能がないものの、デザインは上位グレードと同様。    スバル

今回追加された『ツーリング』は、この『スポーツ』を上級とし、その標準グレードを作ったようなイメージのポジション。本革巻きステアリング、後席左右のシートヒーター、ETC2.0車載器キットまで標準装備と、価格を考えると装備が充実しています。

エクステリアは無塗装ブラックのフロント&リヤバンパーガード、ダークメタリック塗装と切削光輝の18インチアルミホイールを採用し、インテリアはブラックとグレーの2色展開。シンプルながら質感のまとまりを感じさせる仕上がりです。

ボディカラーはモデイブレイクブルー・パールを始めとした6色。シートデザインは上位グレードと同様ですが、撥水機能がレスになることで価格を抑えた設定。それでも物足りなさは感じません。

「これで十分」と思えるクルマの強さ

全車共通の改良も見逃せません。スマートリアビューミラーの画質向上、ワイヤレス充電器の給電性能強化など、日々の使い勝手に直結するアップデートが施されています。

ストロングハイブリッド搭載グレードでは、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)が標準装備となり、アウトドアでの電源確保など使い方の幅も広がりました。

スマートリアビューミラーの画質向上、ワイヤレス充電器の給電性能強化など、フェレスター全クルマ共通改良も。
スマートリアビューミラーの画質向上、ワイヤレス充電器の給電性能強化など、フェレスター全クルマ共通改良も。    スバル

実際に新グレードを見てきた印象は、『シンプルイズザベスト』という一言に尽きます。余計なものを足さず、必要なものをきちんと揃えている。「うん、これで十分だよね」と素直に思える仕上がりでした。

フォレスターというクルマの魅力は、日常から非日常まであらゆるシーンで頼れる懐の深さにあります。そこに300万円台という入口が加わったことで、検討層が広がるのは間違いありません。

日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したクルマが、より手の届きやすい形で広く行き渡っていく。ひとりのオーナーとして、素直に嬉しいことです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    黒木美珠

    Miju Kuroki

    1996年生まれ、静岡県出身。自動車系YouTuberとしての活動を経て、自動車ジャーナリスト(の卵)へと転身。自身の車中泊による日本一周の経験をきっかけに、クルマを通じたライフスタイルの可能性に魅了されるようになる。現在は、輸入車デビューを目指す連載をはじめ、車中泊視点での車両レビューや、YouTubeチャンネル『AUTO SOUL JAPAN』の運営など、多角的に活動中。クルマを単なる移動手段や機械としてではなく、その背景にある開発者の想いや、クルマを取り巻く文化、そして『移動すること』そのものの価値を伝えることをモットーとしている。

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