「斜めディスプレイ」の採用理由は? BMW 次世代ダッシュボード「パノラミックiドライブ」初公開

公開 : 2025.01.10 06:25

Q&A:なぜこの「角度」になった?

BMWユーザーインターフェースデザイン担当副社長、クリスチャン・バウアー氏に話を聞いた。以下、同氏とのQ&A。

――スクリーンを以前よりもドライバー側に近づけた理由は?

「以前のスクリーンはステアリングホイールの後ろから中央まで伸びていたため、ドライバーから少し離れた位置にあった。パノラミック・ビジョンでは、本当に必要なコンテンツをドライバーが必ず見る位置に配置し、タッチスクリーンをドライバーにさらに近づけることができた」

――なぜこのような角度になっているのか?

UIデザインを担当したクリスチャン・バウアー氏
UIデザインを担当したクリスチャン・バウアー氏    BMW

「16度の傾斜をつけているが、これはBMWの伝統(例:ホフマイスターキンクなど)を踏襲したものだ。人間工学的に完璧なポジションを実現するために、この方向に傾斜をつけている。つまり、ステアリングホイールからディスプレイまでの距離が非常に短くなるということだ」

――縦型スクリーンは検討しなかったのか?

「BMWはドライバーとの対話を強化したいと考えており、スローガンは『道路に目を、ハンドルに手を』だ。つまり、すべてが完璧な状況でなければならない。これが、当社が現在持っている技術にとって完璧な状況だ」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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