マクラーレンP1 GTRを発表

公開 : 2015.03.03 22:48  更新 : 2021.03.05 18:51

究極のサーキット専用モデルであるマクラーレンP1 GTRのプロダクション仕様がとうとう発表された。

最高出力1000psを誇るP1 GTRは昨年8月のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでデザイン・コンセプトが発表された。そして今回、生産化仕様のP1GTRがジュネーブ・ショーの舞台に立った。展示された実車を見るとエアロダイナミクスの冷却系の最適化が行われたのが伺える。

1000psを発揮するサーキット専用モデル、マクラーレンP1 GTRが正式発表され、ジュネーブ・モーターショーで正式なワールド・プレミアを迎えることとなるが、今回はそのビデオが公開された。
インスタント・パワー・アシスト・システムを持つパワートレインは、ロード・ゴーイング・モデルのP1に対してかなりスープアップされている。3.8ℓV8のエンジンは、737psから800psまで高められ、モーターは178psから200psにパワー・アップされている。合計出力に関しても、916psから1000psにまでアップしている。
重量も、ロードカーにのみ使用されるコンポーネンツを省くことで軽量化が行なわれている。
エアロダイナミクス・パッケージに関しても、通常のP1よりもダウンフォースの強化を始め、ブラッシュアップがされている。最も特徴的なのは、大きな固定式リア・ウイングで、ロードカーよりも100mmほど高い、ボディから400mmの位置につけられたもの。このリア・ウイングは、フロント・ホイールにあるフラップと連動して効果を発揮するもので、240m/h時で150kgというロードカーよりも10%ほど大きい値を引き出す。また、ロードカーに搭載されるドラック・リダクション・システムは引き続き採用されている。
デザイン・コンセプトと同様に、ボディ下部には空力的な流れを良くするブレードを備え、更にアグレッシブなフロント・スプリッターも装備される。
ボディ重量は、P1に対して50kgほど軽い1490kgだ。これには、サイド・ウインドーにモータースポーツ・スペックのポリカーボネイトを採用したことや、ルーフやエンジンにガラスの代わりカーボンファイバー製のパネルが使われ、ツイン・エグゾーストがチタニウム製になっていることなどが寄与している。
トレッドはP1よりも80mmほど広く、全高は50mmほど低い。専用のセンターロッキング・ホイールをはき、これに19インチのピレリのスリックが組み合わせられる。
このP1 GTRを手に入れることが可能なのは、既にP1をオーダーしている375人のユーザーのみで、価格は£1,980,000(3億5200万円)。マクラーレンP1 GTRのオーナーは、ドライバー・プログラムの最初の年に、年間6戦のサーキット・イベントに参加することとなる。これら6つのサーキットは、いずれもF1が開催されるサーキットだ。そしてこのイベントには、責任をもってサポートしてくれるレース・チームが着くことになる。レース・チームには、ドライバー・コーチとヘッド・エンジニアが着く。ヘッド・エンジニアは、テレメトリー・システムとビデオを分析して、ドライバーのスキルを解析し、ラップ・タイムを刻むためのアドバイスをしてくれる存在だ。

P1の最大のライバルは、ラ フェラーリ FXX Kと、先頃発表されたアストン・マーティン・バルカンということになろう。

▶ 2015 ジュネーブ・モーターショー

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