【雨ニモマケズ】新型も注文した黒木美珠が試乗!一般道とオフロードで探るスバル・フォレスターの真価
公開 : 2025.06.13 11:45
アドベンチャーという言葉が似合うシチュエーション
続いて、オフロード性能を確かめるべく、採石場跡地を活用した試乗コースへと向かいました。
岩肌がむき出しになった荒々しい地形で、足元は完全な未舗装路。加えて、雨の影響で路面はぬかるみ、水たまりと傾斜を流れる小さな雨の川が連続する過酷なコンディションです。アドベンチャーという言葉がこれほど似合うシチュエーションは、そうそうないでしょう。

まずは先代モデルから試乗しました。
悪路走破性は非常に高く、Xモードの制御も的確です。傾斜を感知すると、ブレーキを踏まずとも一定の速度で安定して下っていきます。総じて安心感のある制御だと感じました。
登坂路においても、しっかりと路面を掴んでくれますし、高揚感からアクセルを踏む足にも自然と力が入ります。先代モデルに乗り終えた直後の率直な感想は、「これで十分では?」というものでした。
思わず「お!」と声が出た
続いて試乗したのは、今回の本命ともいえる新型フォレスター『S:HEV』です。走り出してすぐ、思わず「お!」と声が出ました。先代モデルでも十分な性能を感じていたにもかかわらず、新型はその上をいく進化を遂げていたのです。
まず驚かされたのは、加速の力強さです。登坂路ではまさに楽々と登っていくという表現がぴったりで、アクセル操作に対して余裕のある走りでした。

さらに驚かされたのが、乗り味の良さ。5〜10cm程度の石を乗り越えた際の衝撃や、不整地を通過する際の揺れの収まりが、先代に比べて格段に角の取れ、柔らかな乗り味へと進化していたのです。
Xモードの表示も進化しており、新たに採用された縦型モニターには、前後の傾斜角や左右の傾きが視覚的に表示されるようになりました。車体の状態をリアルタイムで把握できるこの表示は、悪路走行時に安心感を高めてくれる実用的なギミックでしょう。
新旧を比べなければ、先代でも十分に感じるかもしれません。しかし、同じ環境で乗り比べると、明らかに新型の方がブラッシュアップされ、全体の完成度が底上げされていることを実感できたのです。私も新しい愛車の到着がますます楽しみになりました。
スバル・フォレスターのスペック
スバル・フォレスターXブレークS:HEV EX
駆動方式:AWD(クラッチ開放制御)
全長×全幅×全高:4655mm×1830mm×1730mm
乗車定員:5名
ホイールベース:2670mm
最低地上高:220mm
車両重量:1740kg
燃料消費率(WLTCモード):18.8km/L
燃料タンク容量:63L
燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
エンジン:2.5L水平対向4気筒DOHC16バルブAVCS直噴
最高出力:118kW(160ps)/5600rpm
最大トルク :209Nm(21.3kg-m)/4000-4400rpm
駆動用モーター:交流同期電動機(MC2)
最大出力: 88kW(119.6ps)
最大トルク:270Nm(27.5kg-m)
駆動用バッテリー:リチウムイオン電池
容量:4.3Ah
変速機:リニアトロニック
ステアリング歯車形式:ラック&ピニオン
サスペンション形式:Fストラット Rダブルウィッシュボーン
主ブレーキ形式:油圧・回生ブレーキ協調
ブレーキ形式:F&Rベンチレーテッドディスク
タイヤ:F&R225/55R18
価格:447万7000円
スバル・フォレスター・スポーツEX
駆動方式:AWD(クラッチ開放制御)
全長×全幅×全高:4655mm×1830mm×1730mm
乗車定員:5名
ホイールベース:2670mm
最低地上高:220mm
車両重量:1640kg
燃料消費率(WLTCモード):13.6km/L
燃料タンク容量:63L
燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
エンジン:1.8L水平対向4気筒DOHC16バルブAVCS直噴ターボDIT
最高出力:130kW(177ps)/5200-5600rpm
最大トルク :300Nm(30.6kg-m)/1600-3600rpm
変速機:リニアトロニック
ステアリング歯車形式:ラック&ピニオン
サスペンション形式:Fストラット Rダブルウィッシュボーン
主ブレーキ形式:2系統油圧(倍力装置付)
ブレーキ形式:F&Rベンチレーテッドディスク
タイヤ:F&R225/55R18
価格:419万1000円
























































































































