ポルシェ新型『911カレラ4S』発表 480psに出力向上 2352万円から日本発売

公開 : 2025.07.03 06:45

ポルシェが新型『911カレラ4S』、『911カレラ4Sカブリオレ』、『911タルガ4S』の予約受注を開始しました。インタークーラーの強化により従来比30psのパワーアップを実現し、タルガには4WSが備わります。

4WDモデルが刷新、予約開始

ポルシェは7月2日、新型『911カレラ4S』を発表した。走行性能を高め、装備の充実化も図っている。

911ターボからインタークーラーを移植することで、従来比で30psの出力向上を実現、最高出力は480psに達する。0-100km/h加速は3.3秒(オプションのスポーツクロノパック装着時)で、従来モデルと同等の性能を維持。最高速度は308km/hとされる。

ポルシェ911カレラ4S
ポルシェ911カレラ4S    ポルシェ

3.0Lツインターボフラット6エンジンは、8速デュアルクラッチ・オートマチック (PDK) トランスミッションと組み合わされる。マニュアル・トランスミッションは用意されていない。

ただし、新型カレラ4Sには、フラット6の特徴的なエンジンサウンドを引き立てるスポーツエグゾーストシステムが搭載されている。

また、よりスポーティなGTSモデルからブレーキを引き継いでおり、フロントには408mm、リアには380mmのディスクが備わる。

ボディスタイルは、クーペの911カレラ4S、911カレラ4Sカブリオレ、そして911タルガ4Sの3種類を用意。クーペは標準で2シーター(後部座席は無料オプション)で、カブリオレとタルガは2+2となる。

タルガには、重量が増加する点を補うため後輪操舵システムが採用され、俊敏性を向上させている。また、タルガは2006年以降、4WDモデルのみが販売されている。

日本では7月2日より予約受注を開始し、価格は911カレラ4Sが2352万円から、911カレラ4Sカブリオレが2606万円から、911タルガ4Sが2633万円からとなっている(いずれも税込み)。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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