空力強化のDS『No4』コンセプト公開 アイデアの起源はフォーミュラE新ドライバー 市販モデルのパフォーマンスに影響も

公開 : 2026.01.16 07:45

DSはブリュッセル・モーターショーで『テイラーメイドNo4コンセプト』を公開しました。空力性能を大幅に強化した仕様で、今後市販モデルのパフォーマンスラインに採用されるデザイン要素を垣間見ることができます。

『パフォーマンスライン』のインスピレーション源に

DSは、ハッチバックの『No4』をベースに数多くのエアロパーツを装着したコンセプトモデル『テイラーメイドNo4コンセプト(Taylor made No4 Concept)』を公開した。

この名称は、DSのフォーミュラEドライバー、テイラー・バーナード選手が一部デザインに携わったことに由来する。

ブリュッセル・モーターショーで公開された『テイラーメイドNo4コンセプト』
ブリュッセル・モーターショーで公開された『テイラーメイドNo4コンセプト』    AUTOCAR

低車高かつワイドトレッドのスポーティな仕上がりで、デザイン責任者ティエリー・メトローズ氏は、レーシングカーに影響を受けているものの、「サーキットではなく公道向け」のモデルであると述べた。

メトローズ氏は「公道で走っているところを見たい」としつつも、量産予定はないと認めた。ただし、今後の市販モデルの『パフォーマンスライン』に影響を与えることになるという。

「このコンセプトカーは将来のパフォーマンスライン・コレクションを豊かにしてくれるでしょう。特にNo4を中心に、複数のモデルで高性能なバージョンを展開することを検討中です」

市販モデルにも引き継げる要素について記者に問われると、メトローズ氏はリップスポイラー、低いスタンス、フロントスプリッター、ツートーンカラーを候補として挙げた。

極めて空力性能に優れたクルマを作ろうとしている

さらに、このコンセプトカーの開発は「チームにとって非常に刺激的」で、「DSは、極めて空力性能に優れたクルマを作ろうとしています。No8ではそれを実現できました。そして、走行性能を高めるための空力開発に注力しています。ですから、このコンセプトカーの開発は良い経験になりました」と語った。

アイデアの起源について尋ねられると、メトローズ氏はこう答えた。「フォーミュラEの新ドライバー、テイラー・バーナードです。彼は21歳と非常に若い。10月にデザインスタジオでテイラーと会い、マシンのこと、DSのラインナップのこと、プロジェクトのことなど、あらゆることを話し合いました。テイラーは『DS No4が大好きだ。とてもアスリート的で、スポーティでコンパクトだ』と言ってくれました。そうして話し合ううちに、このアイデアが自然と浮かんだのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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