メルセデス・ベンツが国内純輸入車販売11連覇達成!ブレミアムブランド全体に及ぼす影響とは【自動車ニュースを読む】
公開 : 2026.01.14 17:05
毎日発信されるプレスリリースの中からピックアップし、ジャーナリスト橋爪一仁が分析するコラムです。今回は国内純輸入車販売11連覇を達成したメルセデス・ベンツが、プレミアムブランド全体に及ぼす影響について解説します。
メルセデス・ベンツの2025年国内販売実績
2025年のメルセデス・ベンツ国内販売は5万855台(前年比マイナス4.4%)で、純輸入車として11連覇を達成した。
新ラインナップ『コア』も導入されたGLC(8062台)、最高峰モデルのGクラス(6832台)、ファミリーに人気のGLB(6056台)、エントリーモデルのGLA(4481台)など、SUVの販売比率は5割を超える。

一方、伝統モデルのCクラス(4730台)やEクラス(4183台)もそれぞれセグメント別の首位と販売は底堅く、さらに装備レベルの充実を図った新エントリーモデル『アーバンスターズ』の好調もあって、コンパクトモデルの比率も5割強を占めた。
新規モデルは『AMG GT63S Eパフォーマンスクーペ』、『AMG GT63プロ4MATIC+クーペ』、『マイバッハSL680モノグラムシリーズ』の3モデルのみであった。
一方、限定車は18モデルで、映画F1の公開記念特別仕様車や、ファッションブランド『モンクレール』とのコラボレーションでデザイナーのニゴー(NIGO)が手掛けたアート作品に着想を得た特別仕様車など、多様に限定車を発売した。
最新のショールームコンセプト『MAR20X』を新たに5拠点に導入し(計30拠点)、オンラインショールームに常時約1700台を掲載。先行販売限定車2モデルや、初のオンラインショールーム限定モデルも設定した。
国内純輸入車販売11連覇を支えた販売力
日本における新規モデルの販売効果は大きく、その数が販売台数総数に与える影響は少なくない。新規モデル自体の販売もさることながら、販売店への来場を促す側面でも影響は大きい。
そういった中、新規モデルの発売が3モデルのみであった2025年のメルセデス・ベンツの販売台数が微減に留まり、国内純輸入車販売11連覇という結果の要因には、『販売力』と『施策』があると考えられる。

『販売力』は、販売店のセールスやサービスといった現場の総合力であるため、顧客の満足に関係する全ての要素(品質、接客、説明、商談、雰囲気、他)が求められる。
そして一朝一夕に培われることのできない顧客との関係性の強さや信頼関係がクルマの代替を促し、さらに顧客の紹介によって新規の顧客も増えるといった好循環も生じるわけだ。
また、『施策』では計18モデルもの限定車の導入、オンラインやショールームの強化はもちろんのこと、特に日本法人と販売会社を各エリアにおいて繋ぎ、施策の調整を図る『エリアマネージャー』の貢献は大きい。
日本法人の施策と現場(販売店)とのギャップを埋め、予実の調整や各種トラブル対応をするには、優れたコミュニケーション力と高い調整力が求められるのだ。

















































































































