マツダ新型EV『CX-6e』欧州発表 26インチの大スクリーン搭載、後輪駆動で258ps アウディQ6 eトロンのライバルに

公開 : 2026.01.13 07:05

マツダは欧州市場向けの新型EV『CX-6e』を発表しました。26インチのインフォテインメントスクリーンを採用するなど、これまでにない新要素を満載。1回の充電での航続距離は480kmとされています。

CX-60』のEV版、欧州へ

マツダが新型電動SUV『CX-6e(シーエックス・シックスイー)』を公開した。今夏より欧州市場に導入予定で、まったく新しいスタイリングと先進的なインテリアデザインを特徴とする。

新型CX-6eは、26インチのインフォテインメントスクリーン、カメラ式サイドミラー、フロントヘッドレスト内蔵のBluetoothスピーカー、そして従来のインストゥルメント・ディスプレイの代わりに大型ヘッドアップディスプレイを搭載している。

ブリュッセル・モーターショーで公開された新型『CX-6e』
ブリュッセル・モーターショーで公開された新型『CX-6e』

欧州での発売後、2026年末までに英国市場にも投入される予定だ。英国市場では、マツダが販売するEVはセダンの『6e』と並んで2車種のみとなる。

名称が示す通り、CX-6eは『CX-60』のEV版として位置付けられる。ただし、全長4850mm、全幅1935mm、全高1670mmと、内燃機関モデルよりわずかに大きく、背が低めだ。

CX-6eのデザインは、ドイツ・フランクフルトを拠点とするマツダの欧州デザイン部門が主導し、「生きた芸術」と表現されている。ただし、同部門の責任者ジョー・ステヌイット氏によると、スクリーン中心のインテリアは日本の開発チームが決めたもので、将来のデザインを「模索」する取り組みの一環だという。

ステヌイット氏は、CX-6eを「世界中で通用する」クルマにするためには、物理的なボタンやスイッチよりもスクリーンが最適だと述べた。同氏は大型スクリーンを大いに好んでいるわけではないと認めつつも、「正確で明確な」情報を提供するため「大きなスクリーンが役立つ」とした。

LFPバッテリーで航続距離480km

マツダの他モデルと大きく異なる理由は、マツダ単独の製品ではないからだ。中国自動車メーカー、長安汽車との合弁事業によるもので、両社は低コストのEVラインナップ拡充を目指している。

CX-6eの基本構造は、昨年末に英国でも発売された長安汽車のディーパル(深藍)S07と共通で、両モデルとも中国の同じ工場で生産されている。

ブリュッセル・モーターショーで公開された新型『CX-6e』
ブリュッセル・モーターショーで公開された新型『CX-6e』

中国市場では『EZ-60』の名称で販売され、プラグインハイブリッド車(PHEV)とEVの両方が展開されているが、欧州ではEVのみが投入される。

欧州仕様のCX-6eは最高出力258psのリアモーターと78kWhのLFPバッテリーを搭載し、最大480kmの航続距離を実現する。参考までに、競合車種のアウディQ6 eトロンの航続距離は最大610kmだ。

トランク容量は468Lとされており、CX-60より約100L少ない。80Lのフロントトランクが備わっているが、そのスペースの大半は充電ケーブルで占められるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事