『ルノー・グランカングー』ついに日本導入!特別仕様『クルール』1本勝負【3列7人乗りMPV市場競争激化】

公開 : 2026.01.15 08:00

ルノー・ジャポンは1月15日、特別仕様車『ルノー・グランカングー・クルール』を発表しました。『グラン』の名が示すとおり、こちらはロングホイールベースの3列7人乗り仕様です。事前に取材した編集部ヒライがレポートします。

2列シートモデルより420mmも長い

ルノー・ジャポンは1月15日、特別仕様車『ルノー・グランカングー・クルール』を発表。2月5日から販売開始する。『グラン(Grand)』の名が示すとおり、こちらはロングホイールベースの3列7人乗り仕様だ。

今回は通常ラインナップモデルではなく特別仕様ということで、ボディカラーは『ベージュサハラ』のみ。16インチのブラックホイール、オールシーズンタイヤ(ミシュラン・クロスクライメート)、エクステンデッドグリップなどを採用する『クルール』1グレードでの導入となる。

特別仕様車『ルノー・グランカングー・クルール』を発表。3列7人乗りとなる。
特別仕様車『ルノー・グランカングー・クルール』を発表。3列7人乗りとなる。    佐藤亮太

全長は4490mmと、2列5人乗りモデルより420mmも長く、ホイールベースも3100mmと同じく190mm長くなっている。延長分はBピラーより後方に充てられ、その結果、後席のスライドドア開口部が180mm長い、830mmとなった。

3列目シートは2列目と同じものを使用

3列目のシートは2列目と同じものが使用され、130mmのスライドが可能。折り畳み、跳ね上げ、取り外しも可能となっている。そのためシートアレンジは様々な形が考えられ、理論上は1024通りになるという。7席中5席がアイソフィックス・チャイルドシートに対応していることも注目だ。

ラゲッジスペースは7人乗車時で500Lあり、2、3列シートを取り外すと、実に3050Lまで拡大する。これはロードバイクを分解せずに収納でき、他にもヘビーキャンプ、車中泊、大型犬との旅行でも活躍することが想定されている。

3列目のシートは2列目と同じものが使用され、130mmのスライドが可能。
3列目のシートは2列目と同じものが使用され、130mmのスライドが可能。    佐藤亮太

エンジンは2列5人乗りにも用意されている1.3Lの直列4気筒ターボで、131ps/240Nmのスペック。残念ながら3列7人乗り+ディーゼルは本国にも設定がないそうで、日本導入も叶わなかった。トランスミッションは7速AT(EDC)となる。

日本仕様はもちろんダブルバックドア

今回のグランカングーでポイントとなるのは、『ダブルバックドア』と呼ばれるテールゲートの両開き採用だ。もちろん2列5人乗りでも採用されており、日本で販売されている歴代カングーの代名詞になっている。

しかしフランス本国では、2列5人乗りには設定があるものの需要がないためほとんど販売されず、3列7人乗りにはそもそも設定がないそう。どちらかと言えば、商用仕様のために用意されているものだ。

お馴染み『ダブルバックドア』と呼ばれる、両開きテールゲートを採用。
お馴染み『ダブルバックドア』と呼ばれる、両開きテールゲートを採用。    佐藤亮太

そのため、『ダブルバックドア+3列7人乗り』の日本仕様を作るためにハーネスなど細かい設定が必要となり、思いのほか時間を要したという。しかしなるべく早く日本に導入したいという想いから、1グレード特別仕様に絞ったそうだ。

ボディカラーにベージュが選ばれたのは、既に2列5人乗りで販売好調だった実績があるから。グランカングーは特別仕様という形で日本導入を続けていくようで、今後、違う色になる可能性は大いにある。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 撮影

    佐藤亮太

    Ryota Sato

    1980年生まれ。出版社・制作会社で編集経験を積んだのち、クルマ撮影の楽しさに魅了され独学で撮影技術を習得。2015年に独立し、ロケやスタジオ、レース等ジャンルを問わない撮影を信条とする。現在はスーパーカーブランドをはじめとする自動車メーカーのオフィシャル撮影や、広告・web・雑誌の表紙を飾る写真など、様々な媒体向けに撮影。ライフワークとしてハッセルブラッドを使い、生涯のテーマとしてクラシックカーを撮影し続けている。佐藤亮太公式HPhttps://photoroom-sakkas.jp/ 日本写真家協会(JPS)会員

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