軽EV『日産サクラ』が新顔&新色を得てモデルチェンジ! プライスダウン、機能充実でライバルを迎え撃つ
公開 : 2026.04.17 11:45
4月16日、日産は軽自動車EVの『サクラ』のマイナーチェンジを発表しました。新顔、新色などがトピックとなりますが、トップのGグレードはプライスダウンするなど、企業努力も見受けられます。篠原政明の解説です。
もくじ
ー日本で走っているEVの約3割がサクラ
ー現在は軽自動車からの代替えが約6割
ー続々と登場するライバルを迎え撃つ
ー新訴求色『水面乃桜―ミナモノサクラ―』
ー軽自動車としての機能も進化
ー上級グレードのGは300万円切り
ー日産サクラのスペック
日本で走っているEVの約3割がサクラ
4月16日、日産自動車(以下日産)は軽EV(電気自動車)の『サクラ』をマイナーチェンジして同日より注文受付を開始した。発売は今夏を予定している。
サクラは、共同開発されて姉妹車にあたる三菱自動車工業の『eKクロスEV』とともに、2022年6月にEV専用の軽乗用車として発表された。以来、この3月までに累計で98万台以上を販売。発売以降、日本のEVの31%を占めるなど、EV市場の拡大と普及に貢献してきた。

狭い道が多く、駐車環境なども限られる日本においては、軽自動車は多くの人に支持されており、2025年度の新車販売台数では、約37%が軽自動車となる(日産調べ)。そんな日本市場を見つめ、日本にぴったりな電気自動車として『EVの日産』ならではの軽自動車EV(=サクラ)を送り出したのが奏功したといえるだろう。
現在は軽自動車からの代替えが約6割
発売当初は『手頃なEVが欲しかったから』と大きなクルマから乗り換えてサクラをお試し的に購入するユーザーもいたが、現在はデイズやルークスなど、軽自動車からの代替えが約6割。EVに関心は高くなく、まだ先と思っていた層が、軽のエンジン車購入を検討している過程で、商品性や経済性を考慮してサクラを購入する人が増えているという。
ユーザーの年齢層としては子離れしたやや高齢の方が多い。つまり子育て時は長距離移動が多かったが、子離れして日々の短距離移動が増えたけれどいいモノを選びたいといった方々だ。

実際、ユーザーの95%は『4人乗車で急な上り坂でもストレスがない』、『ガソリンスタンドに行かないことがこれほどラクとは想像できなかった』、『長い目で見れば、メンテナンス含め維持費が経済的』と、満足しているという。
続々と登場するライバルを迎え撃つ
とはいえ、日本の自動車市場においてEVの比率は2%ほど。また、2024年初頭あたりから欧米でEVの販売が下火傾向となり、日本においても「EVは普及しない?」という声が増え、日産だけでなくEVの購入が冷え込みだした。
しかし、2025年度後半から多くの国産メーカーによるEVの市場投入が本格化してきて、EV市場は再び拡大フェーズに入った。軽自動車市場においても、乗用車では『ホンダN-ONE e:』、商用車では『ホンダN-VAN e:』やダイハツ/スズキ/トヨタ共同開発車が登場し、中国のBYDも軽乗用EV『ラッコ』をこの夏には発売する予定。

こうしたライバルを迎え撃つために、軽乗用EVのリーダー的存在であるサクラをマイナーチェンジして、EVだけでなくエンジン車も含めた軽の購入を検討しているユーザーに選ばれる軽自動車を目指すというわけだ。




















































