英国の名門『ブリストル・カーズ』15年ぶり復活! ガルウィングのV10モデル『ファイター』生産再開 新型車も計画中

公開 : 2026.09.07 07:25

英国のブリストル・カーズが新たな経営体制の下、15年ぶりに復活しました。まずは2011年以来ストップしていたV10エンジン搭載モデル『ファイター』の生産を再開し、ブランド再始動の先駆けとします。

新たな経営体制で再始動

英国の高級車メーカーである『ブリストル・カーズ(Bristol Cars)』が、V10エンジン搭載モデル『ファイター』の生産を再開する。待望の事業再始動に向けた第一歩であり、今後数年のうちに新型車が加わる見込みだ。

同社は1947年に初の乗用車『400』を発売して以来、少量生産の高級車を展開してきたが、2011年に活動を停止した。今回、新たな経営体制の下、15年に及ぶ休眠期間に終止符を打った。

生産再開されたブリストル・ファイター
生産再開されたブリストル・ファイター    ブリストル

ファイターは2004年、ダッジバイパーから流用した8.0L V10エンジンを搭載し、最高出力600psを発生するガルウィングドアのラグジュアリーGTとして発売された。最高速度338km/hを誇り、同社が破産管財手続きに入った2011年まで少量ながら生産が続けられた。登録されたのはわずか13台とみられている。

現在、ブリストル・カーズは英国の自動車メーカー(社名は未公開)と提携し、初期生産時に残された未完成のシャシーを用いて、オリジナル仕様のファイターをさらに5台生産する予定だ。

まずは5台のファイターを完成させる

この5台は従来のコンティニュエーションモデル(継続生産車)ではなく、「製造年」の2008年に準拠した当時のナンバープレートが装着される。左ハンドル車と右ハンドル車の両方が用意され、英国では個別車両承認(IVA)を通じて販売される。

その最初の1台が、英国で開催されたサロン・プリヴェで公開されている。ブラックのボディにタンカラーのインテリアを組み合わせた仕様だが、残りの4台については購入者の要望に応じてカスタマイズが可能だ。価格は未公表だが、オリジナルモデルの定価23万5000ポンド(約4980万円)をはるかに上回る価格になるだろう。

生産再開されたブリストル・ファイター
生産再開されたブリストル・ファイター    ブリストル

ブリストル・カーズは次のように述べている。

「5台のファイターのシャシーと生産枠が存在すること(うち1台はすでに完成済み)は、単なるモデルの復活以上の意味を持ちます。これは生産終了時に未完のまま残されたプログラムを完結させ、ブリストル・カーズをその歴史の一部と再び結びつけ、同ブランドの復活における第一章を築くものです」

さらに、ファイターの生産完了は「かつてのブリストルと、今後目指す姿との架け橋となる」と付け加えている。

ファイター生産終了後の計画はまだ不明だが、同社は「ブリストルの復活に向けた第一歩であり、これがすべてではない」と強調している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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