アルピーヌA390のEVサウンドは絶妙!【クロプリー英国版編集長コラム/クルマ漬けの毎日から】

公開 : 2026.09.06 07:55

アルピーヌのクロスオーバーEV『A390』に試乗。アルピーヌA110のオーナーの筆者は、A390をどう感じたでしょうか? 本国版AUTOCAR編集長スティーブ・クロプリーによるコラムです。

アルピーヌらしさ感じる クロスオーバーEV

アルピーヌA390の広報車が自宅に届き、1週間のテストドライブを行なっている。

これまでのところ、A390をとても気に入っている。

アルピーヌA390 GT(英国仕様)
アルピーヌA390 GT(英国仕様)

A390はEVで、また5ドアのクロスオーバーなのでシート位置は比較的高い。

それでもアルピーヌA110(個人的に所有する5年落ちのガソリン仕様のクーペ)と同じように、まるで自分のためにつくられたかのような魅力を感じる。

荒れた道路の乗り心地

パワー、シート、インテリアデザイン、そして素晴らしいステアリングフィールは、どれもアルピーヌの名にふさわしい水準にある。

とはいえ、荒れた路面での乗り心地には、私はまだあまり馴染めていない。

アルピーヌA390 GT(英国仕様)
アルピーヌA390 GT(英国仕様)

とくに我が家の周辺のデコボコ道では、A390の乗り心地は優秀とはいえない。A110(2017年に登場し、今日でもまだ小さな奇跡)のほうが、こういう路面を上手くとらえる。

ふさわしいサウンド

だが、A390のスポーツモードでの擬似エンジン音のことは、高く評価したい。

「フェイクのV8サウンド」と呼ぶにはあまりにも控えめなのだが、アクセルを踏み込むと、抑制の効いた低いうなり声が響き渡る。

アルピーヌA390 GT(英国仕様)
アルピーヌA390 GT(英国仕様)

人工的につくり上げたサウンドを持つEVは、いまでは数多く存在する。

だが、私がこれまでに耳にしたなかで、本当にそのクルマにふさわしいと思えたのは、今回のアルピーヌA390が初めてだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

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