スズキ・アルト・ラパン

公開 : 2015.06.22 23:50  更新 : 2022.12.12 21:29

プラットフォームは現行アルトと共有する。したがって、パワートレインは0.66ℓ直3DOHCで、FWDと4WDの設定がある。

ギアボックスはCVTを基本として、5AGS (シングル・クラッチ式自動変速) の用意もある。車種構成はX、S、L、Gの4種類で、最も安価なGは1,077,840円から。

カタログ燃費は35.6㎞/ℓ(CVT車)と、先代比約37%も向上。‘レーダー・ブレーキ・サポート (衝突被害軽減ブレーキ)’ ‘誤発進抑制機能’ 等の安全システムを標準装備する。

■どんな感じ?

試乗車は、最上級グレードXの2WDで、1,389,960円。2トーンは43,200円プラスである。‘ベージュ内装’ はバスケット織のシート生地がいい感じである。高級感とカジュアル感がうまく演出されている。

着座する。Aピラーが立っていて、天井が高くて、ダッシュボードが低くて、広々感がある。運転席と助手席の座面はつながっているけれど、背もたれは独立している。助手席との間にあるアームレストを倒すと、横方向のサポートにもなり、かつ楽チンな姿勢がとれる。

スターター・ボタンを押すと、メーター内のモノクロ液晶画面にひまわりが咲き乱れ、窓が開いてミッフィーみたいなウサギのキャラクターが「Good Morning」とあいさつする。カワイイのである。ダッシュボードからのびるシフトレバーをDに入れて走り出す。

記事に関わった人々

  • 今尾直樹

    Naoki Imao

    1960年岐阜県生まれ。幼少時、ウチにあったダイハツ・ミゼットのキャビンの真ん中、エンジンの上に跨って乗るのが好きだった。通った小学校の校長室には織田信長の肖像画が飾ってあった。信長はカッコいいと思った。小学5年生の秋の社会見学でトヨタの工場に行って、トヨタ車がいっぱい載っている下敷きをもらってうれしかった。工場のなかはガッチャンガッチャン、騒音と金属の匂いに満ちていて、自動車絶望工場だとは思わなかったけれど、たいへんだなぁ、とは思った。

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