機能美を追求したシエラRSコスワースから復活のGT、大反響の現代版ブロンコまで デザインが秀逸なフォード車 40選(後編)
公開 : 2026.10.31 11:45
走りだけでなく外観でも多くのファンを魅了してきたフォード。今回は、自動車普及に貢献した20世紀初頭のモデルTから現代のトレンドを掴んだ大型SUVまで、特にデザインが優れているフォード車を40台紹介します。
もくじ
ーフォード・シエラRSコスワース(1985年)
ーフォード・エスコートRSコスワース(1992年)
ーフォード・プローブ(1992年)
ーフォードKa(1996年)
ーフォード・プーマ(1997年)
ーフォード・フォーカスMk1(1998年)
ーフォードGT(2003年)
ーフォードF150 SVTラプター(2009年)
ーフォード・フレックス(2009年)
ーフォード・マスタング(2014年)
ーフォードGT(2015年)
ーフォード・フォーカスRS(2016年)
ーフォード・ブロンコ(2021年)
フォード・シエラRSコスワース(1985年)
シエラRSコスワースのリアウィングほど、一目でそれと識別できるスタイリング要素も珍しい。このウィングはデザイナーやマーケティング担当者の気まぐれではなく、機能面での必要性から採用されたものだ。モータースポーツにおいて高速走行時のダウンフォースを高める役割を果たし、限定生産のRS500ではさらに大型のウィングが採用され、ツーリングカーレースにおける支配力を維持した。
しかし、RSコスワースの外観の魅力はウィングだけにとどまらない。フロントバンパーは全面的に新設計され、空気をスムーズに導くとともに、フロントブレーキの冷却にも寄与している。フェンダーエクステンションで車輪を覆い、通気口はターボチャージャー付き2.0Lエンジンから発生するエンジンルーム内の熱を冷やす役割を果たしている。これらはすべて「機能に従う形態」である。

フォード・エスコートRSコスワース(1992年)
エスコートRSコスワースは、英国では「サファイア」と呼ばれ親しまれた4ドアのシエラRSコスワースの四輪駆動プラットフォームに、エスコートのボディを載せたようなモデルだ。そのため、コンパクトでありながら、大型のリアウィング、ボンネットのダクト、アグレッシブなフロントバンパーなど、先代モデルからのデザイン要素をいくつも引き継いでいる。
独自の新要素としては、ワイドトレッドに対応するフェンダーと、リアバンパーから突き出るエグゾーストパイプなどが挙げられる。これらすべてが相まって、名高い兄弟車に引けを取らない高性能フォードとなり、その結果、4年間で7000台を販売することに成功した。

フォード・プローブ(1992年)
1988年に登場した初代フォード・プローブは、米国市場でホンダ・プレリュードに対抗しようとしたものの、やや地味な印象に終わった。これを踏まえ、1992年に登場した2代目モデルは、はるかに洗練されたスタイリングと、マツダMX-6と共通のシャシーを採用した。欧州ではカプリの精神的後継車として1993年に販売が開始されたが、ライバルであるオペル/ヴォグゾール・カリブラの方が消費者の関心を集めた。
この第2世代プローブのスタイリングを手掛けたのは、フォード初の小型車担当女性デザイン責任者であるミミ・ヴァンダーモーレン氏だ。彼女は流麗なラインを完成させたものの、それだけでは、日産200SX、トヨタ・セリカ、フォルクスワーゲン・コラードといったライバルに太刀打ちするには不十分だった。










































































