サーキットではスポーツ・プラスに固定することをおすすめする。一切手加減しないサスペンションは、車体を路面にグッと引き寄せる。

結果、やはり粘りづよいし、身のこなしもシャープだ。これは基準車との明らかな違いである。

コンペティション・パッケージは0-100km/hタイムが0.1秒早速くなっているとのことだが、これは体感的にはわからない。

ただし、リア・アクスルをマネージメントしやすくなっているのはすぐにでもわかる。デフとESPの改良により、シャシーからもいい意味での頑固さが伺える。

これまでのようにワーニング・ライトがピカピカと点滅しつづけることもないし、テールを基準車よりも簡単かつなめらかに振りまわすことも可能だ。

安心して飛ばせるのは基準車の方だが、際立ったトラクションを楽しみたいのならばコンペティション・パッケージ。刺激が増している。