ロールス・ロイス・ドーン

公開 : 2016.03.16 23:40  更新 : 2017.05.29 19:25

もちろん色やテクスチャーはたくさんの選択肢のなかから好みで選べる。インテリアのサーフェスも同様。コックピット後方のリア・デッキも好みで選択可能だ。

特に気にすべきでかないが、価格はオプションを何も選ばない状態で£250,000(3,999万円)〜だが、たとえば80km/hの巡航が160kmまで可能なランフラット・タイヤなどを選べば、あっという間に£300,000 (4,799万円)程度まで跳ねあがるが「大体はそうしますよ」と初期のデリバリーを待つカスタマーが教えてくれた。

■どんな感じ?

われわれがテストした、赤いボディとアイボリーの内装を組みあわせるモデルは、ハリウッドの街にうまく溶けこめそうな、いい意味で開き直った豪華さがある。かといって、会場となったケープ・タウンで悪目立ちしないのは、ロールスの放つ派手なのに上品な領域でとどめられた優美さのおかげだろう。

いざ走りだして、はじめに気がつくのは乗り心地のよさだ。なめらかな路面とそうでない部分が半々のケープ・タウンの道でさえ、そう簡単にマナーを変えないボディ剛性の高さをすぐに感じられるうえ、車重からはおよそ想像のつかないコントロールのしやすさにも驚く。

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