アストン マーティンがV12オフローダー『ドレッドノート』発表 実車化の可能性も理論上はあり得る 最新ゲームに登場予定

公開 : 2026.07.20 07:45

アストン マーティンがV12エンジンを搭載した軍用SUV『ドレッドノート』を発表しました。10月発売予定のビデオゲーム『コール オブ デューティ』の最新作向けに開発されたもので、市販化予定は不明です。

コール オブ デューティ最新作のために開発

アストン マーティンは、ニューヨークで開催されたゲーム見本市において、軍用の高性能オフロード車『ドレッドノート(Dreadnought)』を公開した。

新作ビデオゲーム『コール オブ デューティ』のためにデザインされたもので、ニューヨークでは実物大モデルが披露されている。ドレッドノートという名称は20世紀初頭の英国海軍の戦艦にちなんで与えられた。

ニューヨークで公開されたアストン マーティン・ドレッドノート
ニューヨークで公開されたアストン マーティン・ドレッドノート    AUTOCAR

全長5m弱、全幅2.1mと、『DBX』よりもわずかに小型だが、その存在感は圧倒的だ。

(ゲーム上では)『ヴァンキッシュ』と同じ835psのツインターボV12エンジンを搭載しており、性能数値は明らかにされていないものの、巨大なJCB製タイヤ、ラリー仕様のデュアルショックサスペンション、そして高い最低地上高により、あらゆる地形においてスーパーカー並みのスピードを発揮できるはずだ。

『ヴァルハラ』風の4本出しマフラー、『ヴァラー』を彷彿とさせるリアデッキ、そして『ヴァルキリー』を模したブレーキランプなど、他のモデルへのオマージュが数多く見られる。また、1994年の『DB7』発売以来、市販車に採用してきた象徴的なカラー「チルターン・グリーン」で仕上げられており、初代『ヴァンテージ』と同様に、グリル内にフォグランプが配置されている。

実際に販売される可能性もゼロではない

車内は2人乗りだが、可能な限り多くの兵員を輸送できるようグラブハンドルが設けられ、牽引用フックやLEDライトバーなど従来のアストン マーティンにはない独自の外装品も備わっている。

AUTOCARの取材によると、ドレッドノートのデザイナーは法規制に縛られることなく開発を進めたものの、現実世界も念頭に置いていたという。したがって、2020年に製作されたワンオフのスーパーカー『ヴィクター』と同様に、顧客の要望があれば特注部門によって実車化される可能性も理論上はあり得る。

ニューヨークで公開されたアストン マーティン・ドレッドノート
ニューヨークで公開されたアストン マーティン・ドレッドノート    AUTOCAR

あくまでもゲーム内での戦闘向けに設計されているため、インテリアは機能性を重視した簡素なものとなっている。大型スクリーンには、速度、進行方向、ピッチ、ロールが表示され、さらにゲーム内で倒した敵の数も表示される。この機能が将来の量産車に採用される可能性はかなり低いだろう。

自動車業界全体で物理ボタンへの回帰が進む中、ドレッドノートには、防弾シールドの展開、搭載砲の装填、空爆要請といった各機能にアクセスできるトグルやスイッチ類が備わっている。

また、ドア内側にはアサルトライフルの収納スペースが設けられており、センターコンソールにはカップホルダーではなく手榴弾ラックが配置されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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