家族に愛されるエコノミークラス フォルクスワーゲン・カリフォルニア x シトロエン・ホリデイズ バンコン・キャンピングカー比較(2)
公開 : 2026.07.20 18:10
キャンピングカー随一といえる地位を築いた、フォルクスワーゲン・カリフォルニア。新しい選択肢として加わった、エコノミーなシトロエン・ホリデイズ。2台の「バンコン」、その魅力と実力へUK編集部が迫ります。
もくじ
ー179psで明確に活発な走りのホリデイズ
ーMQBプラットフォームで価格差を納得させる洗練度
ーベッドへの転換で感じる長年の経験
ー家族に愛されるエコノミークラスなキャンパー
ーカリフォルニアとホリデイズ キャンピングカー2台のスペック
179psで明確に活発な走りのホリデイズ
キャンピングカーの場合、動的能力の重要性はさほど高くはない。とはいえAUTOCARらしく、そこから比べてみよう。キャンプサイトまで向かう道中、楽しい気分で運転できた方が良いに決まっている。
商用車がベースのシトロエン・ホリデイズは、最高出力が179psとフォルクスワーゲン・カリフォルニアより29ps高く、走りは明確に活発。8速ATで、安楽に目的地を目指せる。ダッシュボードには物理スイッチが多く、必要な機能の操作もしやすい。

太いトルクで速度管理が容易で、エンジンブレーキが必要なら、ステアリング裏のパドルで任意にギアを選べる。ステアリングはカリフォルニアより重めで、反応は穏やか。レシオはスローで、カーブが迫ったら手首ではなく、腕をしっかり動かす必要がある。
MQBプラットフォームで価格差を納得させる洗練度
MQBプラットフォームがベースのカリフォルニアは、走行時の静寂性に優れ、ステアリングの反応も良く、軽快にカーブをこなせる。アスファルトが傷んでいても、優れた衝撃吸収性で乗り心地は好ましい。価格差を納得させる、洗練度がある。
特筆したい技術が、「トラベル・アシスト」。ブレーキやステアリングが予測的に自動制御され、ウッカリを防いでくれる半自律運転機能だ。完全自律ではないものの、道に迷っていたり、子どもが騒いで気が散っている時には、頼もしく感じるはず。

オプションだが、英国価格は480ポンド(約10万円)とお手頃なのもうれしい。エアコンの温度を調整するタッチセンサーには慣れが必要でも、ハイテクなことは事実だ。
フロントピラーには、死角を減らしてくれる三角窓。リアウインドウが大きく、後方も確認しやすい。ベージュの内装は少し垢抜けないかもしれないが、後席側で過ごしてみると明るく開放的で悪くない。素材の耐久性も高そうだ。
ベッドへの転換で感じる長年の経験
ホリデイズの車内はダークグレー。カリフォルニアと比べると、デザイン的な詰めは甘いかもしれない。火災報知器は取ってつけたようで、各所にボルトも露出している。
リアシートをスライドさせベッドへ転換するには、相応の筋力と慣れが必要。ポップアップルーフのロックは、少し無骨で手を傷めるかもしれない。カリフォルニアと比較し、安い理由を実感する部分だろう。出発する前に、予め試してみた方が良い。

カリフォルニアには、要所へレバーやプーリーが仕込まれ、簡単にベッドを作れる。長年の経験が活きた、違いといえる。ホリデイズのようにシンプルなスイッチではなく、タッチモニターやスマホで操作するヒーターへ、抵抗を感じる人もいるとは思うが。
キャンプとなると、長距離を走るはず。2台の燃費は、平均で約13.1km/Lと同等だった。ただし、燃料タンクの容量はホリデイズが70Lなのに対し、カリフォルニアは58Lで給油回数に差は出る。前者なら、無給油で800kmは余裕といえる。
画像 バンコン・キャンピングカー『フォルクスワーゲン・カリフォルニア』と『シトロエン・ホリデイズ』を詳しく 両社のワンボックスやきょうだい車も 全117枚
























































































































