ルノー・メガーヌGT 1.6 TCe

公開 : 2016.07.20 05:40  更新 : 2017.05.29 19:22

ファミリー・ハッチバック・クラスのなかでもユニークなのは、8.7インチものタッチスクリーンをもつこと。また、LEDヘッドライト/信号認識システム/ローンチ・コントロールも標準装備の扱いとなる。

われわれが知りたいのは、価格に対して優れたスポーティ・ハッチなのか? という点のみ。いざ、テスト。

■どんな感じ?

クリオRSで学んだとおり、メガーヌGTのエンジンは芸術作品とは言いがたい。排気音の味つけによって、多少の勇ましさは感じられるものの、機械的な甘美さに乏しいのだ。そのうえ、パフォーマンスにも課題は残る。

205psという出力はCセグメントのファミリー・ハッチにとって、必要にして十分な値であるが、ルノー・スポーツというバッジを貼る以上、期待が大きいだけにややフラットに感じる。1500kgの車重も原因だ。また、トランスミッションの反応にも不満を感じる。機械側に任せていれば、おおよそなめらかな変速をおこなってくれるのだが、パドルの反応にラグがある。パドル・シフトそのものの感触も安物のプレイステーション用アクセサリーみたいだ。

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