ルノー・メガーヌGT 1.6 TCe

公開 : 2016.07.20 05:40  更新 : 2017.05.29 19:22

一方のスプリング/ダンパーのセッティングは、相変わらず非常にうまい。凹凸を踏んだ直後に上下するボディはすぐに収束する。それでいて、ボディ・リーンは十分に抑えられるほど引き締まっている。そして快適だ。

ただ、ステアリングを介した情報量はさほど多くない。また、センターに強く戻りたがるセッティングもあまり好意的には受け入れられない。改善を望みたい。

‘4コントロール’ システムももう少し煮詰める必要がある。低速域のマナーがナーバスである。しかし、念のためにいっておくが、長い時間を過ごすほど、こちらの意図とシンクロしていく感覚がある。

フロント・シート周辺のスペースは広いが、たとえばフロントに長身の大人が乗った場合、リアのスペースはさほど広くない。その分、トランクは実用的である。

マテリアルの質感は先代に比べると大幅によくなっている。また、使い勝手を熟慮したデザインだと感じる。

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