新ブランド『EMTA』から軽自動車EV発売へ チェリー、オートバックスら5社が提携
公開 : 2026.05.29 07:25
日本向けの新たな自動車ブランド『EMTA』が立ち上げられました。チェリー(奇瑞汽車)やオートバックスセブンなど5社が出資し、第1弾として軽自動車規格のEVを発売します。
日本と中国の5社が出資
EMTは、日本市場向けの新自動車ブランド『EMTA』を発表。チェリーなど複数のパートナーの知見を活用しながら、日本市場向けの商品企画・ブランド構築などはEMTが主導しているという。
地元メディアの報道によると、その出資比率は、チェリーが27.27%、中国の製造グループである江蘇悦達が同じく27.27%、日本の自動車用品店大手オートバックスセブンと中国のバッテリー企業である国軒高科がそれぞれ18.18%、日本の機械メーカーであるアネスト岩田が9.09%となっている。

EMTAが投じる市販車第1弾は、日本の軽自動車規格に沿って開発された、全長3.4mの小型EVだ。まだ名称は発表されていないが、チェリーの電気駆動技術と国軒高科のバッテリーを採用し、日産サクラやホンダN-ONE e:といった国内メーカーの軽EVと競合する見込みだ。
将来的には国内生産も?
軽EVの仕様詳細は未確認だが、チェリーの中国市場向け小型モデル『QQアイスクリーム』のコンポーネントを一部流用する可能性も考えられる。QQアイスクリームはフロントに最高出力27psのモーターを搭載し、航続距離約160kmを謳う。
当初、車両は中国で生産される予定だ。同社はどのパートナーが生産を担当するかは明らかにしていないが、江蘇悦達は中国市場向けにキア車を生産している。

販売が成功すれば、将来的には日本国内で生産する可能性もあると示唆されている。
この軽EVに続き、2029年までにさらに3車種が投入される予定だ。小型ハッチバック、小型クロスオーバー、そしてミニバンである。
日本国外へのブランド展開計画については現時点では示されていない。また、自動車メディア『CarNewsChina』の報道によると、チェリーは事業運営において主導的な役割を果たすのではなく、主に株主として参画する方針のようだ。
日本の軽自動車市場は国内新車販売の約3分の1を占めており、これまでほぼ国内メーカーが独占してきた。しかし、中国大手BYDが昨年、軽EVのラッコを投入すると発表し、大きな話題を呼んだ。BYDラッコは今のところ日本専用だが、欧州で小型EVに関する規制が整備されれば、欧州へ輸出される可能性もある。

























