画面からボタンが生えた!? パナソニックの斬新アイデア

2016.10.06

カーナビやカーステレオを操作するとき、触れたボタンが何の機能か迷ってしまう。そもそも画面からボタンが遠い。タッチパネルでは操作できたのかが分かりづらい。

そんな不便を解消するアイデアを、パナソニックがシーテックジャパンで公開した。

これは操作ノブと画面を一体構造にしたタッチパネルで、簡単で直感的な入力を実現するコンセプト・ディスプレイだ。

写真のように、画面上にふたつの操作ノブを設置し、ノブの周りにも情報を表示できるので、いままでにないユーザ・インターフェイスとなっている。また、プッシュ機能を備えているので機械的なクリック感や確かな操作性を得ることができ、手袋をしていても操作可能だ。

大きなポイントは、操作ノブがカバーレンズと一体化した新規構造となっているため、液晶自体に穴をあける必要がないことだ。

一般的なカーナビ・メーカーがボタン類を外部発注するのに対して、総合電気メーカーであるパナソニックは自社内で設計・調達できることがアドヴァンテージとなっている。

同社は今年、本体を2DINスペースに収めながらディスプレイを手前に浮かせる大画面ナビ、CN-F1D(写真下)を発売し好評を得ている。今回のコンセプトも、クルマのデザイン性を高める新アイデアとなりそうだ。


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