グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック3

公開 : 2016.10.29 05:10  更新 : 2016.10.29 13:07

  • タイヤ内部に様々なレイヤーコードを採用し、ステアリング/ハンドリング/耐摩耗性を向上した。

  • E200には新車装着としてOEM供給される。

  • 発売は来年の2月を予定。日本市場には17から20インチまで34種類のサイズを導入する。

アシメトリック3の特長は、新たなコンパウンド(ゴム)によるハンドリングとブレーキ性能の向上。トレッドパターンの違いによる変形の抑制からブレーキ制動距離の短縮。タイヤ内部構造の違いによる、正確なコントロール性能。この技術展開がタイヤの特性を大きく進化させた。

先程と同じ速度でパイロンスラローム。直進性は手を添えていれば安定する。ステア操作して一瞬ののちに切れ込む感覚は、明らかに「3」が鋭い。

直進安定性と、ステア操作に対する応答性の確かさはスポーツタイヤにとって極めて重要である。

このコーナリング特性からして、最初の周からウエット路へは高い車速で進入して、ブレーキング。期待どおりの減速Gとともにステア操作に正確にコーナリングして脱出する。2周目はさらに速度を上げたが、難なくクリア。

アシメトリック3はグッドイヤーのマクロチャートによると、2に対してドライ性能は変わらないものの、特に「コーナリングアクアプレーニング」「ウエットブレーキングの低速と高速」「ウエットでの横方向のグリップ力」が最大の違いである。

スポーツタイヤ故にドライ性能はそのままに、ウエットでの性能向上を果したアシメトリック3の特性は日本の道路環境に適していると思う。


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