もっとも買いやすいランドローバー・ディスカバリーを検証 2.0ℓ直4ディーゼルは買い?

公開 : 2017.03.27 17:00  更新 : 2017.05.29 19:17

■どんな感じ?

2012年にレンジローバーがモデル・チェンジしたとき、ユーザーが求めているのは「レンジローバーと同じ方向性でよりデキのいいクルマ」だということに、ランドローバーは気付いた。

あれからおよそ5年。彼らは同様のアプローチで、この新型ディスカバリーを開発し、概ね成功している。

レンジローバー・スポーツのような好戦的とも思えるダイナミクスを期待した向きもあるだろうが、プラットフォームを共用するとは思えないほど、新型ディスカバリーとレンジローバー・スポーツは別物だ。

より背が高く、穏やかで、頑丈さを感じさせ、並外れて快適で、各乗員がゆったり乗ることができる。

先代は、高速道路の濡れた路肩寄りだろうが、岩場だろうが、問題なく走るクルマだった。新型も、それは同じだということも付け加えておこう。

実際に買うとしたら、悪路走行に対応した電子制御システムを選ぶかどうかに、心が揺らぐかもしれない。

標準仕様でも、トランスミッションのローレンジと1mちかい渡河深度、レンジスポーツ同様の電子制御エア・サスペンションとセンター・デフを持ってすれば、出合う道の90%は走破できるだろう。

では残りの10%は?

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