もっとも買いやすいランドローバー・ディスカバリーを検証 2.0ℓ直4ディーゼルは買い?

公開 : 2017.03.27 17:00  更新 : 2017.05.29 19:17

もっとも買いやすい、小排気量ユニットを積んだランドローバー・ディスカバリーに試乗しました。ディスカバリーとレンジローバー・スポーツの棲み分けは、うまくいっているのでしょうか?

■どんなクルマ?

ランドローバーはこのディスカバリーを「異なる個性の理想的な集合体」だと考えているらしい。

レンジローバーの高級感と、ファミリーカーとしても使える7シーターを併せ持っているというわけだ。

われわれもまた、このクルマを気に入っている。先代のディスコ4は、正直言って重すぎ、燃費が悪く、空気抵抗の大きい角張ったボディの持ち主だった。

一方、走りはソフトで上々、悪路走破性も高く、フットサル・チームと5人分の用具くらいは楽々詰めるスペースも備えていた。

新型も、能力の高さは先代同様。

加えて、軽量で燃費が改善され、SFチックでシャープなデザインに変貌した。そのルックスはより幅広い層へのアピールと、現行ラインナップにおける、よりよいポジショニングを意図したものだ。

240psの2.0ℓ直4ツイン・ターボ「インジニウム」ユニットも、新規導入した狙いは同様だ。公称燃費は混合モードで15.4km/ℓとなる。

技術面の詳細は以前の国際試乗会の際にお伝えしているが、実に申し分のないものだった。

今回は英国の路上における、いわば答え合わせである。

また、3.0ℓV6ディーゼルはすでにレポート済みなので、ここでは直4ディーゼルに絞ったHSEグレードを見よう。価格は£56,995(788万円)。

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