「意外すぎるパトカー」トップ10(5〜1位) 上位はゼッタイ当てられない?!

公開 : 2017.05.07 12:00  更新 : 2017.06.01 00:20

第2位 ヒンドスタン・アンバサダー


インドの自動車市場が自由化されて20年経つが、政府や警察当局は今もアンバザダーにこだわっている。元を正せば1954年のモーリス・オックスフォード・シリーズ2であり、英国自動車産業の栄華を現代に伝えるクルマだ。

インドの田舎道ではヒンドスタンのシンプルさが魅力になることを証明しているし、「ドライバーが太り過ぎでなければ」という条件付きながら、フロントのベンチ・シートに4人が座れるというメーカーの主張も受け入れられている。

第1位 ウーズレー6/80


戦後のロンドンを象徴したのがウーズレー6/80のポリスカーだ。ロンドン警視庁がウーズレー6/80を導入したのは1950年のこと。2タイプあった。ひとつはルーフ上のアンテナやドライバー側のミラー、ウィンクワース製の緊急ベルなどを備えた地域パトロール車、もうひとつはそれらに加えてルーフ最前部に2つのスピーカーをマウントし、ボディ前後に「POLICE」の照明付きサインを付けた交通取締車である。

これらの装備で電気系の負担が増えるのでポリス仕様の6/80はパワー・アップした発電機を装備していたが、その一方で警視庁の整備担当者は慢性的なバルブ・トラブルと格闘せねばならなかった。それでも、グリルのサインを点灯して80mphオーバーの速度で疾走する大柄なウーズレーはいつも、壮観なまでの権威を振りまいているように見えた。それ以上のどんな迫力が必要だろうか?

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