「夢の3台持ち」 あなたなら何えらぶ? 英国編集部の場合 パート4

公開 : 2017.05.05 19:00  更新 : 2017.06.01 00:20

クルマ選び、譲れない3つのポイント

それからから数十年たった今、Webページを見ながら、次のクルマの構想を描いていた。快適な旧車であることが条件であったので、いくつか候補を挙げ、「ベントレーもいいなぁ」なんて物思いにふけっていたが、結局は1970年代に建てたガレージと、オジサンにも似合うようなクルマということで、E21を再び買った。

2台目のE21の一番の魅力であるポイントは、ボディがボロではないということ。クルマである以上、手ばかり掛かるようではダメだし、直すよりも乗り回すほうが好きなので、そういう意味ではこのE21はピッタリなコンディションであった。

旧車を買うにあたって、わたしには独自のチェック・ポイントを設けている。ひとつは「錆が出ていないこと」。次が「ガレージ保管で、なおかつ前のオーナーがしっかり面倒を見ていたクルマ」。そして最後にタイヤやブレーキなどがしっかり交換されていて、その記録があるもの」だ。

この条件に合致しないと買わないが、逆を言えば、その条件が揃っていたら心が揺らいでしまう。この小さくて素晴らしいクルマを買ったのはそういう理由もある。もとはイタリアで乗られていたこともあって、腐食は無い。

E21とともにガレージに収まっているのは、1964年製のミニ・クーパーだ。


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