日本試乗 4代目ルノー・メガーヌGT 4輪操舵を中心に検証

公開 : 2017.11.14 20:50  更新 : 2017.11.14 20:50

「買い」か?

ルノー・スポール」というスパイス

前席下スペースが狭く、後席の爪先がちょっと窮屈。後席収納時の段差が大きいなど、実用面で気になる部分もあったが、実用型2BOX車として十分なユーティリティを備えている。

シートの設えは前後席とも硬めのクッションを採用。前席の座面やバックレスト中央部は硬めのクッションで骨格を支えるような座り心地。見た目以上にサポート性がよく、それでいて窮屈ではない。

ホットハッチのスポーツ感とプレミアムコンパクトの質を味わえる内装である。生活を共にするにも悪くない。

価格は334万円。輸入プレミアムコンパクトでは買い得な値付けだ。

しかし、誰にでも勧められるモデルとも言い難い。

それはACCと半自動操舵によるLKAが採用されていないため。車間距離警報や車線逸脱警報は採用されているが、運転支援の遅れは否めない。それよりもスポーティ&プレミアムを優先する、と割り切れないと厳しいだろう。

ただ、安全&運転支援装備の遅れを肯定する気はないが、趣味と実用の両立を求めるドライバーにメガーヌGTが魅力的な一車なのは間違いない。

例えば、内外装に取り付けられたバッヂがすべてメガーヌではなく、ルノー・スポールであることに感激するようなタイプならもう決まりだ。

ルノー・メガーヌGTのスペック

価格 3,340,000円
全長×全幅×全高 4395×1815×1435mm
最高速度
0-100km/h加速
燃費
CO2排出量
車両重量 1430kg
エンジン 直列4気筒1618ccターボガソリン
最高出力 205ps/6000rpm
最大トルク 28.6kg-m/2400rpm
ギアボックス 7速デュアルクラッチ

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