シボレー・カマロ 山あり谷ありの50年まとめ 前編

公開 : 2018.01.01 06:10

存続の危機

1970年代初頭は、GMにとって動乱の時期だった。オハイオのノーウッド工場の従業員は、72年に174日間のストを行い、1000台以上のカマロが生産ライン上で足止めを食っう羽目に。コストの問題から、73年の安全基準に適合させることができなかったそれらは、スクラップとなる運命をたどった。

73年にはガソリン代が高騰し、アメリカにおけるハイパフォーマンスカーの需要が激減。加えて、エミッション規制をクリアするため触媒の装着を余儀なくされ、前年比100psダウンなどという状況さえ生まれた。カマロとファイアーバードも例外ではなく、GM上層部がモデル廃止を真剣に検討したほど販売が低迷した。

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