長寿車ランキング 世代交代なしに10年以上続いたモデルとは 前編

公開 : 2018.02.06 19:15  更新 : 2018.02.06 20:08


フィアット126:28年(1972〜2000年)

500の後を継ぐフィアットのエントリーモデルとして登場した126だが、この2車種は1975年まで併売された。500よりモダンなデザインを纏った126だが、その中身はそれほど目新しいものではない。小さなボディには4人分のシートが据え付けられ、エンジンは2気筒である。

時代遅れの設計ゆえ、西欧では500ほどの人気を獲得できなかった126だが、ポーランドではまるで国民車かというほどの人気を予想外に得る。この国ではマルフという、ヨチヨチ歩きの子供を意味する愛称で親しまれた。累計生産台数は460万台だが、これはポーランド・ティヒ工場製の330万台が多くを占める。なお、ここでは現在、現行500の生産が行われている。

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