VW、微粒子フィルター(GPF)をガソリン車にも 16年の公約で 仕組みは?

公開 : 2018.03.04 18:10

ガソリン車における微粒子フィルターの働き

この新しいフィルターはエンジン後方のターボから数センチのところに設置され、コールドスタートから数秒後には効果を発揮する。

中心部では、排気ガスは片側が塞がれた穴に囲まれた壁に沿って進むことになる。捕集された微粒子は加熱されてCO2となり、それと同時にHCやNOxやCOなどは微量のCO2と窒素と水となり排出される。

フィルターを抜けると、フロア下に設置された第二触媒を通過する。これによってアクセル全開時でもマフラーからの排出ガスが確実にEURO6cの基準を満たすようになっている。

新型のUp! GTIはWLTP(国際調和排ガス/燃費試験法)とRDE(実走行排気計測)の対象となっている。EURO6cと同様にWLTPは2017年9月以降に発売される全ての新型車が対象となっている。

WLTPは公称の排ガス数値が現実のものと、より近くなることを担保している。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像