テスラ・モデルS シューティング・ブレーク製作の背景は クエスト社訪問

公開 : 2018.03.10 11:50

クエスト社。これはコーチビルダーの名前です。最新作がこのテスラ・モデルSシューティング・ブレークです。改造を思いついた背景、実現までの苦労、そして完成品への尋常ではないこだわりを取材しました。「たんなる改造屋」ではないことがわかるでしょう。

text:Sam Sheehan(サム・シーハン)

もくじ

偉大な着想はパブで始まる?
たんなる改造ではない
ディテールへの徹底したこだわり
ワゴンに変身した珍しいクルマ3台

偉大な着想はパブで始まる?

すべての偉大な着想はパブで始まる。科学ではまだ解明できていない謎である。しかし、多くのひとが経験あることと思うが、エール(ビール)を4杯もひっかけると本当に頭が冴えてくるのだ。

たいていのひとの場合、この偉大なパブの着想はいつの間にか消えてしまうのだが、中には本当に素晴らしいものにつなげる者もいる。このページのテスラ・モデルSシューティング・ブレークの場合、話が始まったのはノーフォーク州ヘセル近くのバード・イン・ハンドというパブだった。

「思いついたのは、昼飯時に3人で一杯やりながら雑談していたときでした」とドリアン・ハインドマーシュはいう。このクルマを作ったコーチビルダー、クエストの専務である。「モデルS P90Dを買ったばかりのフィルが犬を載せる場所がないっていうんです。そこでジムがワゴンにすればいいと言ったんです。で、18カ月かかってようやくこのクルマが仕上がりました」

クエストの部長、フィル・ヘイトン。買ったばかりのモデルSをバラして世界初のバッテリー駆動シューティング・ブレークに作り替えることを許可した勇気ある男だ。彼はジムの話に乗った。6歳になるラブラドール、テッドを載せる場所が広くなるという理由で。40年のキャリアを持つ天才技術者ジム・ルーターがこの無謀なプロジェクトのリーダーになった。セダンを改造するなんて簡単さと自信満々だった。

もちろん、「当然ながら口で言うほど簡単なことではありませんでした」完成したクルマを見ながらルーターは説明する。

たんなる改造に終わらなかったことが、さらに話をおもしろくする。

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