ポルシェ・パナメーラ 日本未導入のディーゼル 英国の中古車事情

公開 : 2018.05.06 18:10

ポルシェパナメーラ中古車 購入時の注意点

エンジン

初期のV8と、とくにV8ターボでは12万9000kmを越えたあたりでシリンダーボアの摩耗が発生する。プラグへのガソリン付着の有無と、エンジンオイルの状態と量を確認。960kmごとに1ℓのオイルを消費する。タイミングチェインからの異音、イグニッションコイルの状態、オイルとクーラント漏れも要確認。

ギアボックス

PDKのモデルでは、車両下部からのオイル漏れを確認することで、ギアボックスのオイルパン交換の要否が判断できる。5万8000kmごとにトランスミッション・オイルの交換が行われてきたか要確認。スムースで素早いギアチェンジが可能かどうかも確認が必要だ。

サスペンションとブレーキ

タイヤとブレーキに進行した摩耗が見られることが多い。高価なカーボン-セラミック・ブレーキが装着されていた場合、欠けや剥離の有無を確認。低速走行時の異音の有無でサスペンション・ジョイントの緩みが確認できる。

オプションのエアサスペンション装着車両の場合、エンジン始動時に正しい車高に調整されるか確認が必要。車高センサーとエアコンプレッサーの機能についても要確認。

ボディ

ボンネット、ドアとトランクフードはアルミニウム製であり、腐食はほとんど見られない。修理を経験している場合、下手なパネル補修が行われていないか注意が必要。

インテリア

ドライバー側シートのサイドサポートに摩耗が見られることが多い。それ以外の部分では、インテリアはほぼ新品同様で、がたつきなど皆無だ。飲み物がこぼれてセントラル・スイッチコンソールにダメージを与えている場合があるので、すべての機能を確認すること。

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