マクラーレン 新しいデザイン責任者にフォード出身のケマル・クーリック氏を任命 マスタングなど担当

公開 : 2026.04.16 17:05

フォード・マスタングなどのデザインを手掛けたケマル・クーリック氏が、マクラーレンの新しいデザイン責任者に就任しました。米国メーカーから英国のスーパーカーメーカーに移り、新たな時代を切り拓くことになります。

新体制下でデザインビジョンを形成

マクラーレンは、新たなデザイン責任者として、以前フォード・パフォーマンス・ビークルズのデザインを率いていたケマル・クーリック氏を任命したと発表した。

3年間チーフ・デザイン・オフィサーを務めた後、今年初めにポルシェへ移籍したトビアス・ズールマン氏の後任となる。

ケマル・クーリック氏
ケマル・クーリック氏

クーリック氏はボスニア系ドイツ人で、2004年からフォードに在籍し、当初はインテリアデザイナーとして勤務した後、3代目フォーカスのデザインに深く携わった。その後S550世代(6代目)のマスタングのスタイリングを統括した。近年は米国を拠点とし、フォードの高級ブランドであるリンカーンのデザインを担当していた。

今月からマクラーレンに移籍し、「マクラーレン・オートモーティブのポートフォリオにおけるデザインビジョンとクリエイティブ・ディレクションの形成」を担当することになるという。インテリア、エクステリア、CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)、デジタルデザインを広範囲に手掛ける。

マクラーレンは、昨年英国の新興企業フォーセブンと経営統合し、製品ポートフォリオの抜本的な刷新と、新しいセグメントへの進出に向けて準備を進めている。統合後初の新モデル第1弾は、今夏に公開される予定だ。

この新モデルに、クーリック氏がどれほど主導的な役割を果たしているのかは不明だ。デザインは前任者ズールマン氏の下で決定された可能性もある。

クーリック氏は次のように述べた。

「マクラーレンは世界で最も尊敬され、憧れの的となっているブランドの1つです。卓越したエンジニアリングとレースの伝統に深く根ざした同社のデザインビジョンを形作る旅に加われることを大変嬉しく思います」

「マクラーレンの才能あふれるチームと協力し、息をのむような、目的意識を持った次世代のクルマを創造することを楽しみにしています」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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