アウディe-トロン テスラより “急速な” 充電が可能 航続距離500km

公開 : 2018.04.23 19:15

発売時期

アウディのセールスとマーケティングを統括するディートマー・フォーゲンライターによれば、e-トロンを2018年に発売することにした理由にはバッテリー産業の成熟化があるという。最近の技術発展により、500km以上の航続距離の確保が可能になったのだ。「この数字は必要不可欠です」

ユーザーはそれ以下の数値は受け入れてはくれない。充電設備が急速に普及していることも、今回の発売決定の大きな後押しとなった。

「400から500kmの航続距離と、急速充電設備が必要不可欠です。2018年には両方を実現できます。バッテリーの密度は上がり、欧州、米国、そしてアジアに充電設備が整ってきています」

フォーゲンライターによれば、アウディはフォルクスワーゲングループを通し、BMW、ダイムラー、フォードなどのライバルたちと協力して急速充電網の普及を図っているようだ。

「充電施設への投資はわれわれの仕事ではありません。しかし、パートナーとともにこれを推し進めています」

フォーゲンライターは「ニワトリが先か卵が先か」の例えを出し、充電設備普及について説明した。現時点では、急速充電が必要なクルマがないために充電環境も整っていないのだ。「今後2年の間に、急激に投資が増えるでしょう」と彼は語る。

関連テーマ

おすすめ記事

 

EVの人気画像