ジープそっくり車生産のマヒンドラ FCAの告訴「根も葉もない」

公開 : 2018.08.30 21:10

ジープのそっくりさんを造ったマヒンドラは、告訴について「根も葉もない」と主張。対するFCAは「ボクシーなボディ形状に、エンジンフードとほぼ同じ高さのフラットで垂直なサイドとリアエンド」はジープの証だと主張しています。さて、どちらの言い分が通るのやら。

マヒンドラ、FCAに反論

インドのマヒンドラが製造するジープ風SUVのロクサーについて、ウィリス・ジープをコピーしているとしてアメリカへの輸入差し止めを目論むフィアットクライスラー・オートモビルズ(FCA)。これに対し、マヒンドラは告訴が根も葉もないものだと反論している。

マヒンドラ・ロクサーは、レトロなジープを思わせるスタイリングの2座クロカンだが、アメリカでは公道走行が許可されておらず、オフロードバギーなどと同じUTVにクラス分けされる。

マヒンドラによれば、FCAとは2009年にとある合意を交わしているという。その内容は、FCAが認めたグリルを使っている限り、ロクサーに関してマヒンドラに対し手出しはしない、というものらしい。「ロクサーは、そのグリルを使っています」とマヒンドラでは述べる。

「わたしたちがまた論じたいのは、フィアットがこの事案をネガティブに宣伝して、ロクサーでのビジネスを阻害し、わが社の市場における評判や立場を傷つけているということです」

「ロクサーはあくまでオフロード専用と意図しており、フィアット車と競合しないクルマです。3年以上にわたる調査と開発の成果で、米ミシガン州に設立した過去25年間で最初のOEM工場で製造します。ロクサーが輸入された低品質のノックオフによるキットカーでないことは、どういったカテゴリーに分類されているかが否定しています」

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