実車 フェラーリ488ピスタ・スパイダー 最高速340km/h モントレーの注目車(4)

公開 : 2018.09.14 07:10  更新 : 2021.10.11 09:12

フェラーリ488ピスタ・スパイダーの実車画像をご覧ください。究極のV8ミドシップ・モデルである488ピスタのオープン仕様。最高速は340km/hに達すると言われています。

text: Motohiro Yamazaki(山崎元裕) photo: Ferrari S.p.A.

フェラーリ488ピスタ・スパイダー

これまでのフェラーリによる8気筒ミドシップのプロダクション・モデル戦略が繰り返されるとするのならば、現行の488シリーズにおけるファイナル・モデルは、この488ピスタ・スパイダーとなる可能性が高い。

そのネーミングが物語るとおり、このモデルはすでに発表され好評を博している究極の8気筒ミドシップ、488ピスタのオープン仕様となるもの。ミドに搭載されるエンジンは、最高出力で720psを発揮する3902ccのV型8気筒ツインターボで、専用のチタン製コンロッドやカーボン製インテークプレナムなど、その技術的な特徴も、もちろん488ピスタのそれに共通している。

注目されるのは、やはりウエイトと剛性ということになるのだろうが、488シリーズでのオープン仕様の剛性感の高さは、これまでにもさまざまなモデルでカスタマーには実証済み。さらに軽量化も徹底された488ピスタでは、乾燥重量は488スパイダー比で40kgも軽量な、1380kgのウエイトを実現することに成功しているのだ。

フェラーリから今回発表されたデータによれば、0-100km/h加速は2.85秒、最高速は340km/h以上。まさに世界最速レベルのオープン・モデルの誕生だ。

記事に関わった人々

  • 山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

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