「非凡な」17種類のエンジンたち 後編

公開 : 2018.09.30 06:10  更新 : 2019.05.04 13:03

W型8気筒(2001年)

フォルクスワーゲンのW8は、これまたテクノロジーの袋小路で行き場をなくしたようなエンジンだが、その設計は今見ても興味深いものがある。各バンクに狭角V4を配し、クランクシャフトは1本のみ。V6とほぼ同等のスペースに、8気筒の搭載を可能にしたのだ。

シリンダーを増したことでパワーとトルクが上がり、パサートに積まれた4.0ℓW8は275psと37.7kg-mを発生。さらに、スムースさも高められた。ただし販売面では振るわず、1万1000台程度が世に送り出されたのみに終わった。

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