AUTOCARロードテスト90周年(7) クルマの購入/所有の変遷、整備まで

公開 : 2018.12.23 10:10

安全面の進化

信頼性もそうだが、クルマの安全性はこのわずか40年(ここは90年ではない)でめざましく進歩した。

ボディ前後の衝撃吸収構造、シートベルト、グリップの向上したラジアルタイヤあたりが初期の救世主というところで、つづいて突起のないダッシュボード、エアバッグ、ABS、ESP、そして種々の電子安全技術と続く。

ボルボメルセデス・ベンツのように安全を売り物にするメーカーも以前からあったが、はずみがついたのは米国の衝突安全基準や欧州のNCAP試験が適用されたここ数十年のことだ。

乗員ならびに対歩行者安全性は著しく向上したが、それとひきかえに車重とボディサイズは肥大の一途をたどることになった。おまけに安全のためとはいえ、皮肉なことに運転席からの視界は昔より損なわれてしまったのだ。

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