国内試乗 ホンダ・インサイト コスパの高い3代目

公開 : 2019.02.08 10:25

バランスのとれたパワートレイン

インサイト用はクラリティPHEVと同型の1.5ℓエンジンをベースとしている。もちろん、電動モーターや駆動用バッテリーは異なり、ホンダ・ハイブリッドシステムでは省燃費性能とコストのバランスをリードする最新パワートレインである。

ちなみにインサイトの電動モーターは96kW、駆動用バッテリー容量は1.1kWh。これに対してオデッセイステップワゴンはモーターが135kW、バッテリーが1.3kWh。エンジン排気量同様に電動系もダウンサイジングされている。かなりの差があるようにも見えるが、モーター出力を基準としたパワーウェイトレシオでは約4%程度の違いである。

軽量とダウンサイジング志向のi-MMDの組み合わせでカタログ燃費はクラリティPHEV対比でJC08モード燃費がプラス12%の31.4km/ℓ、WLTC総合モードでプラス6%の25.6km/ℓ(ともにEX系)を達成。i-MMD車では最も燃費に優れたモデルとなった。

ハイブリッドありきではあるが「今さらセダン?」と短絡するほど内容の浅いモデルではない。長く付き合えるクルマを求めるポストファミリーは注目の一車だ。

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