試乗 ジャガーXFスポーツブレーク300R Fタイプのエンジン 大人のワゴン

公開 : 2019.02.21 10:35

秀でたステアリングとサスペンション

XFスポーツブレークのシートは、見かけもいいが、快適性も充分に高い。1日中運転席に座っていても苦ではなく、助手席の同乗者も心地よく過ごせると思う。そんなシートは主にアルミニウムで構成されたシャシーにマウントされているが、こちらも従来通り。サスペンションも以前と同様に、フロントがダブルウィッシュボーン式で、リアがインテグラルリンクにエアスプリングの組み合わせとなるが、こちらはエステートボディだけの設定となる。

この設定は非常にうまく決まっており、300Rスポーツが装着するスポーツサスペンションであっても、路面状況の乱れを殆ど感じさせない脚さばきを実現している。またサスペンションの垂直方向のしなやかな動きは、タイヤと路面との確実な接地を生み出している。ミドシップのスーパーカーは、フロント側のスプリンレートの方がリアよりも柔らく、自然な乗り味を実現させている。ジャガーの洗練性は、そこには及んでいないものの、かなり近い次元にあるといえるだろう。

クルマのダイナミクス性能は、根幹部分はとても落ち着きのある性格付けがされている。電動のパワーステアリングはやや過敏なところがあるが、反応の正確性に関しては、このクラスでは白眉。直進状態からステアリングを切っていくと、重み付けも理想的で、リニアにクルマは向きを変えていき、それにシンクロするようにボディロールが穏やかに発生していく。

このステアリング・フィールはクルマにとっては非常に重要で、ハイパフォーマンス・モデルを手がける技術者も注力している部分。間違いなく、ジャガーXFスポーツブレークの秀でた要素だといえる。

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